元メガバンカーが語る銀行員あるある6選
こんばんは!
このnoteでは、現役銀行員や銀行出身者の方向けの副業ノウハウをお伝えしています。
今日は、私が銀行員時代に経験した銀行員あるあるを書きたいと思います。
1.営業ができない上司がいる
支店の行員は、色々なバックグラウンドを持った人がいます。
バックグラウンドの種類を大きく分けると、営業畑、海外畑、企画畑、プロダクト畑(特定のサービスを扱う部署)、コンプラ畑の人etcといった感じです。
当然年次が上の人ほど、たくさん異動を経験しています。そのため、支店長や副支店長といったポジションに、営業畑ではない人が就くことがあります。
そうなると、営業が超久しぶり、という方も出てきますので、「お客様へ売り込みができない」「営業手法が強引すぎる」といった残念な上司に当たることがあります。
また営業畑をずっと歩んできた人であっても、関東と関西ではお客様のカルチャーが違うので、関東では人気だった行員が関西では全然お客様にハマらない、というパターンも出てきます。
営業ができない上司がいる、というのは基本的には担当にとって不幸なことです。やはり支店長・副支店長クラスでしか実権者には会えない、というお会社は一定数存在しますので、実権者に刺しにいけないとなると営業成績的にはマイナスとなるからです。
ただ、例外的に担当者にとって幸運となるパターンもあります。
それは、「支店長・副支店長が頼りにならないから、担当の君に話すよ」といってくれるパターンです。お客様にとってその銀行がメインバンクであり、担当者が優秀な場合には、向こうのカウンターパートナーが降りてきてくれることがあるのです。
そうなると、担当としては非常にやりやすくなります。実権者と直接対峙でき、行内では今まで会えてなかった実権者と会えているということで一目置かれるからです。このポジションを築くことができれば、ある意味楽になります。
ですので、上司が使えねえと悩んでいる銀行員の方は、ぜひ上司を飛び越えてお客様と対峙するようにチャレンジしてみるといいと思います。
2.片耳が聞こえなくなる人がいる
銀行では課員ごとに机をくっつけて仕事をしています。課長が中心にいて、その周りに部下がいる、というイメージです。
そして厳しい課長が上司になると、毎日のように怒鳴られます。そうすると、毎日怒鳴られてる人の中には、課長がいる方向の耳だけ聞こえなくなる、ということが起きます。課長の左側に座っている人は、右耳が聞こえなくなる、みたいな感じです。
完全にストレスですね。
3.どこの営業部店に怖い逸話がある
心霊的な怖さではなく、人に襲われる系の話です。
私がいた支店では、ある朝支店に向かうと、刃物を持った社長が待ち構えていて、行員が刺されそうになった、みたいな話を聞いたことがあります。
あとは新規訪問した事務所が実はヤクザの事務所で半日缶詰にされた、とかという人もいました。
本当かどうか怪しい話も多いですが、銀行という業種柄、結構色々な修羅場をくぐっている人も多いです。
4.課・チーム内の飲みに行く頻度が高い
銀行員は愚痴が溜まりやすい生き物の証だと思うのですが、課やチーム内の飲み会の頻度が高いです。
支店時代は毎日飲みに行ってましたし、営業部時代も週に2・3回は飲みに行っていました。
そんなに飲みに行っても、話題には事欠かなかったので、どんだけ上司や銀行に対する愚痴が溜まっていたのかということがわかりますね。
5.人事異動に対する感度が高い
銀行員の人事異動に対する関心が非常に高いです。
毎月の人事異動が発表される時には、一旦仕事の手を休めて、その発表を確認する人が多いですし、またどの部店にも事情通がおり、「今度うちの部に来る人はこういう経歴で〜」「あの部長は何年入行で、誰々さんと同期で〜」みたいなことが頭に入っている人がいます。
なぜ人事異動に対する関心がそこまで高いのかというと、部署や営業店によって格の違いがあり、あの部署に配属されたら出世街道、あの部署に配属されたら左遷同然、みたいな事情があるからだと考えています。
6.同期同士の仲はいい。でも同じ店の同期は仲が悪い
どこの会社でもそうだと思いますが、銀行員も同期同士の絆は結構強いです。特に新入行員の頃は宿泊しながら研修に取り組むことも多いため、特に深まりやすくなります。
一方、同じ店に配属された同期は、仲が悪くなることが多いように思います。支店の中で比べられることが多いからといった事情や、変なライバル意識を持ってしまうからだと思います。
幸いにも僕は同期に恵まれ、同じ店の同期と仲が悪くなるということはありませんでしたが、他の同期は「顔も見たくない」というほど仲が悪くなっている同期もいました。
同期はいざとなったら助け合う仲間だと思うので、仲が悪くなるのは不幸なことですよね…。
今日は特に副業とは関係のないお話でした。
現役銀行員の方、銀行OBOGの方で共感いただける方がいれば書いた甲斐がありますし、銀行以外のお仕事の方にも「へぇ〜」と思っていただけると嬉しいです!
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