メガバンクの歴代頭取の就任時年齢と就任期間をまとめてみました
こんばんは!
このnoteでは、現役銀行員や銀行出身者の方向けの副業ノウハウをお伝えしています。
今日は、メガバンクの歴代頭取の就任時年齢や就任期間をまとめてみました。
みずほ銀行と三菱UFJ銀行の頭取交代
先日、みずほ銀行の頭取が4月1日付で交代されることが発表されました。55歳の加藤常務が8人抜きで頭取に昇格し、藤原頭取は、代表権のない会長に退くと同時に、持ち株会社であるみずほFGの副会長に就任します。
また、昨年12月に、同じく今年の4月1日付で三菱UFJ銀行の頭取が交代されることが発表されています。55歳の半沢常務が13人抜きで頭取に昇格し、三毛頭取は持ち株会社であるMUFGの会長に就任します。
55歳であり、名古屋の営業責任者を経験したという共通点がある一方、加藤常務は営業畑が長いのに対し、半沢常務は企画畑が長いようです。
お二人とも、55歳という若さに着目されていますが、果たして過去の歴代頭取と比べてどれぐらい若いのでしょうか?
今年の4月にメガバンクの頭取が二人も変わりますので、ここでメガバンク3行の歴代頭取について、振り返ってみたいと思います。
三菱UFJ銀行の歴代頭取
(敬称略・畔柳頭取は東京三菱銀行就任年月日を記載)
三菱UFJ銀行の歴代頭取の人数は、半沢次期頭取も含めて6名います。
平均就任年齢は59.8歳、平均就任期間は40.8ヶ月です。小山田氏は体調を崩された関係上、14ヶ月という短期間で頭取を辞任しておりますが、それを除けばほぼ4年に1回のペースで頭取が交代しているということになります。
また、三毛頭取以前の頭取は全員60歳になってから就任されていますので、半沢次期頭取の就任は異例の抜擢であることが窺えます。
みずほ銀行の歴代頭取
(敬称略・BKは旧みずほ銀行、CBは旧みずほコーポレート銀行を指す)
みずほ銀行の歴代頭取の人数は、加藤次期頭取も含めて9名です。旧みずほ銀行と旧みずほコーポレート銀行の2行体制をとっていたため、他行と比べると頭取の人数が多いようです。
平均就任年齢は56.9歳、平均就任期間は45.3ヶ月です。他の2行と比べて、平均就任年齢が若いという傾向が見られます。
加藤常務の55歳という年齢は、藤原頭取の就任時の年齢と同じですので、引続き若返りを重視した人事が行われているように思います。
三井住友銀行の歴代頭取
(敬称略)
三井住友銀行の歴代頭取の人数は4名です。
平均就任年齢は59.5歳、平均就任期間は64ヶ月です。他の2行と比べて、就任期間が長いのが特徴です。
まとめ
以上、メガバンクの歴代頭取について考えてみました。
三菱UFJは60歳前後に就任し4年前後務める、みずほは57歳前後に就任し4年前後務める、三井住友銀行は60歳前後に就任し6年前後務める、といった特徴がわかりました。
頭取人事の傾向は、3行とも異なる特徴を持っていますが、ここへきて、メガバンクトップの三菱UFJ銀行が若返りの頭取人事を行うなど、新たな特徴も見受けられつつあります。
銀行激変の時代に対応するべく、若返りが求められているということだとは思いますが、個人的にはまだまだ若返りの年数が足りないように思います。
リクルートHDの次期社長は45歳であるなど、他社ではもっと若い社長が活躍していますので、銀行でも年功序列の慣習を破り、更なる若返りを行っても良いのではないかと思いました。
このnoteでも、銀行員・銀行員OBOGの方が、役立つさまざまな情報をご提供できればと思っております。
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