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【銀行の新しいあり方】SMBC、高齢者向けのサブスクサービスを開始

こんにちは!

このnoteでは、現役銀行員や銀行出身者の方向けに役立つ情報をお伝えしています。

今日は、三井住友銀行(SMBC)が新しく始めたサービスについて取り上げたいと思います。

高齢者向けサービス"SMBCエルダープログラム"を開始

SMBCは、これまでの金融機能に加え、非金融サービスの連携も含めた新サービス「SMBCエルダープログラム」の取扱いを4月19日より開始することを発表しました。

SMBCエルダープログラムとは?

人生100年時代の長寿人生をサポートするとし、専任の「エルダーコンシェルジュ」を通じ、利用者のニーズに応じた金融・非金融のサービスを利用できるプログラムです。

具体的には、SMBCにて取り扱う各種銀行サービスを割引・無料で利用することができます。

加えて、SMBCの提携企業が提供するサービスを割引価格・特典付きで利用することができます。

【非金融サービス(提携企業)】
健康相談・受診手配(ティーパック)
ホームセキュリティ・見守り(セコム・ALSOK)
水回り・鍵トラブル(MS&ADグランアシスタンス)
家事代行・ハウスクリーニング(ダスキン・ベアーズ)
旅行の相談・案内(クラブツーリズム)
終活関連(鎌倉新書・ライフフォワード)

利用料は月額9,900円(税込)。

専用口座を開設し、1000万円以上の預金を預けた人であれば、本支店の窓口で申し込めるとのことです。

新サービスの狙い

人々はより身近な銀行に相談する傾向にありますから、日常生活における困りごとを解決することを契機として、SMBCの利用を促進することが、新サービスの狙いだと思われます。また、終活(非金融)×遺言・生前贈与(金融)といったシナジーを取ることも今回のサービスの目的の一つだと考えられますね。

新サービスは銀行の新しいあり方を示す?

銀行の構造不況が叫ばれて久しい中、今回SMBCが開始予定のサービスは、銀行がもつ幅広い顧客基盤と、社会全体の高齢化という外部環境の変化を捉えたサービスであり、次世代の銀行のあり方を示すものとして注目されるものだと思います。

銀行法の改正もあり、銀行が金融以外のサービスを自社で営むことのハードルが低くなりつつあります。今回のSMBCのサービスは外部企業との連携ですが、今後は自分の銀行の子会社が、非金融のサービスを提供するパターンも増加するでしょう。

銀行員が、金融サービスの提供だけではない、何でも屋的なポジションになる日も近いかもしれませんね。

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このnoteでも、銀行員・銀行員OBOGの方が、役立つさまざまな情報をご提供できればと思っております。

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