マガジンのカバー画像

ビジネス

9
20年、600社をサポートしてきた経験から書けることを少しずつ書き留めていきます。
運営しているクリエイター

#ビジネス

マネジメントの1つの仕事は「引き出せ」

タイトルにある「引き出せ」というのは海外で15年近くマネジメント職を経験してきて常に意識してきたことです。組織において私が最も意識するのは「最も若い社員」です。この社員から彼が持っている能力を100%以上引き出すにはどうするかを考える事で組織マネジメントの中長期計画の軸が定まるという事があります。 私は結構本格的にサッカーをしていました。ポジションはセンターバック、自分で点を取って勝つ役割ではありません。私たちがどんなに失点0でも勝ち点3は取れません。つまり他人の結果で勝ち

InputとOutputは紙一重で紙万重の差

 システムを構築する時、多くの人は「Input」に専念しがちです。「いやいや、ログをダウンロードしてますよ」「レポートをダウンロードしていますよ」とデータ出力をOutputと呼ばれる方も少なくありません。それはそれでいいんです。それはそれで1つの機能としてのOutputですので、間違ってはいません。しかし、私の中ではダウンロードはまだInputという事にしています。それは企業活動においてはダウンロードはまだInputにすぎないと思っているからです。  システムを構築する時、

"トップ3まで" 目標設定で未来は変わる。

 大企業から中小企業までこの20年で600社近くサポートしてきましたが、どれが1番というのはなく、1つ1つのクライアント、1つ1つの業務が常にベストの思い出です。  仕事柄、企業の新製品技術の深い部分からマーケティング、新商品戦略検討の現場にいるわけですが、それぞれのプロセスのあり方、考え方などの特徴は企業によって種々多様です。全てが勉強になり、その知識や経験が今の自分を支えています。その役割において学べた事の1つで、自分にとって明確に学びを与えてくれた"BIG IMPAC

協業と共業。

 まだ九州縦断記が終わっていませんが、筆休めとして今日は少しビジネスに関する事を書いてみたいと思います。  ビジネスにおいて提携という話は日常であるわけですが、よく聞く言葉が「協業」という単語、字的には協力してビジネスを展開するという意味ですが、三省堂の辞書にはこのように書いてあります。 同一の生産過程あるいは相互に関連のある生産過程で,多数の者が計画的に協力して生産に従事する形態。 → 分業  個人的にはピンとくる内容でした。目指す姿に到達するために必要な要素となる人