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猪熊弦一郎 常設展 & RECOVERY 猪熊弦一郎現代美術館 12/23〜3/10
以前から一度行ってみたかった猪熊弦一郎美術館へ。丸亀駅を出ると、すぐ見える。
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かなりすごい。屋内はふんだんに自然光が取り入れられている。
展示は2階3階がメイン。外にも立体物や図書館など贅沢な造り。
<猪熊弦一郎 常設展>
大まかに、初期の絵画、中期の抽象画、晩年の抽象と具象の間の3つに分かれている。
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中期の作品はやはり、海外のいろんな作家に影響を受けており、特にピカソやアンリ・マティスっぽいのも見受けられた。
抽象画時期に入ったのが52歳だと書いていて驚いた。
何歳になっても変化を恐れず試行錯誤していくのは素晴らしい。
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晩年の作品は猪熊弦一郎のオリジナリティ溢れるものとなっていて、自由さとエネルギーに満たされていた。
<RECOVERY 企画展>
コロナからの回復を冠してしたが、畠山直也や米田知子などの作品は東日本大震災に関するものである。
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2人とも好きな作家なので、東京からこんなに離れた遠くでも見られてうれしい。
特に菊の写真はよかった。
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境界を作品の中心に置き、作品を作り出している小金沢健人。
境界は物の端ではなく、繋がりの一部と教えてくれているようだった。
他にも、海外の囚人とコミュニケーションして作った作品やビー玉っぽいもので作った世界地図があった。
全ての地上の価値は同じであると示していたのだろうか。この作品のみ撮影不可(理由は不明)
とにかく、建物自体が素晴らしいので一度は行くのをお勧めする。
高松からも近いので直島ついででも、金比羅山ついででも、ぜひ。