明日から六月なんて知らなかった
太宰府で若者がバイクで暴走して、車に轢かれるニュースをしていた。
致命傷にならなかったらしい。無性に腹が立った。
彼はこの先の何十年も狂わせるほどの人生の致命傷を負うべきだった。
テレビで虐待によるPTSDに苦しむ少女が出ていた。
親は離婚し、昭和の父親と2人で暮らしていた。
いかにも病んでそうな少女が、何もない空間に向かって叫んでいた、お母さんやめて、ごめんなさいって。
僕は目が離せなかった。
父親は映画でしか見たことないと呑気に言っていた。
少し前にYouTubeでハイドっていう二重人格の絵描きの動画にハマっていた頃がある。
色々見漁って、多重人格とか乖離性人格障害とかそういう存在を知った。
彼ら彼女らは何れも、死にそうなほど苦しい現状に闘う為に人格が増えるらしい。
テレビに映っていた少女は16人だか18人だかいて、泣いて発狂してるところに父親が○○に代わる?と聞いて、そのまま俯いたあと違う人格が表に出ていた。
YouTubeで見た人格障害者と似ていた。
アメリカでは18歳の少年が銃を乱射して小さい子ども20人近くを殺していた。
彼はいじめられていたそうだ。
18になると銃の所持が認められるそうだが、18になるや否や銃を購入したそうな。
祖母だかを殺した後、小学校で銃を乱射し、その後警察によって射殺された。
山口に住む24歳のお金大好きフリーターは、誤送金4600万円を使ってギャンブルをして、そして逮捕された。
俺は悪くない、政府が悪い役所が悪いみたいなことを言っていたらしい。
本当かは知らないが、彼はご送金を、初めは知らなかったそうな。
そりゃそうだ、俺だって同じ意見だ。
世間は綺麗事ばかり言っているか知らんが、4月事件当初、自分なら誤送金4600万円は使うだろうと思った。
もし役所の人間が来てああだこうだと言われたらどうするかは知らないし、自分はギャンブルと無縁な生活だから、同じ結末にはならなかっただろうが。
それにしても、小中高の卒業アルバムとか、いかにも不良少年みたいな写真を掘り下げられた彼は本当に哀れだと思う。
昨日あたりから、家族ぐるみで詐欺だか誤送金だかで何億か持って海外逃亡して国際指名手配された男のニュースをずっとしている。
万引き家族よろしく、どんな家庭事情か知らないが、巻き込まれた子ども2人が可哀想だ。
親に言われて、それが当たり前だと思ったか、歯向かえない構造なのか、なんにせよ子どもは犯罪者になったわけだ。
人間の子どもは10歳くらいまでは遺伝子や親の影響、その後は友達とか周囲の環境によって育つらしいな。
よく知らないけど。
日本では18歳から酒も煙草も呑めないのに成人扱いされて、投票権と実名報道される権を得た。
若くして犯罪行為をする人には、どうしてもその親がどんなだったか考えさせられる。
25歳の介護士が下着を盗んでいるニュースが平和に見えてしまう。
どこかで幼児が両足折れてるのに、そのまま死んでいく。
今日で5月が終わる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?