マガジンのカバー画像

とあるバンドマンの官能夜話

11
バンドマンの世界に渦巻く人間模様やちょっとエッチな話題を綴ったエッセー
運営しているクリエイター

#ジャズ

とあるバンドマンの官能夜話 ~第九夜~

とあるバンドマンの官能夜話 ~第九夜~

高齢化社会のミュージシャン

歳を取ってくると、特に男性と言うのは鏡を見る機会が減ってきます。私の場合、朝、仕事の前にシャワーをして、その時に髭を剃るために浴室内の鏡を見るのが1日の最初の自己投影で、たぶんちゃんと自分の姿を見るのはこの時が1日の最初で最後なのかもしれません、後は食後3回の歯磨きの時に洗面台の鏡の前に立ちますが、ほとんど意識して鏡に映った自分を見ることはないのですね。こんな私でも若

もっとみる
とあるバンドマンの官能夜話 ~第八夜~

とあるバンドマンの官能夜話 ~第八夜~

貧乏ミュージシャン

私が学生の頃、1980年頃のお話しですから、今から35年程前の話ですが、当時バンドマンと言うのはとても貧乏なのが当たり前でした。特にプロを目指すミュージシャン達はジャンルに関係なく、楽器や機材、スタジオ代に収入のほとんどを持って行かれて、おまけに長髪だったりクリクリのカーリーヘヤーだったり、ロック系の人は金髪、紫髪、ピンク髪で、バイト先も限定されて、ほとんどの人は低収入、家が

もっとみる
とあるバンドマンの官能夜話 ~第七夜~

とあるバンドマンの官能夜話 ~第七夜~

「グルーピー」って死語ですか?

中学1年でクラシックギターを始めた私は、中学2年生の頃には結構弾けるようになっていて、人前で下手なりの演奏をしたりしていました。当時ギターを弾く奴は誰でもモテたのですね、人前に出ることもしゃべることも苦手だったのが、ギターを弾くようになってからは180°方向転換して、生徒会長に立候補して副会長になって全校朝礼の司会進行までするようになっていたのです。そして女子から

もっとみる