パーソナルトレーニングこそ『タイパ』が全て
はじめに
今日は日曜ですが、朝からたくさんのお客様、ありがとうございます!
以下の内容は僕が経営者として、そしてトレーナーとして常に注力していること。
そしてパーソナルトレーナーの育成、コンサルでまず基礎として伝えていることです。
それは「パーソナルトレーニングこそタイパが全て」だということ
これを忘れては、パーソナルトレーニングというサービスそのものが成立しない。
それぐらい重要な話です。
ですから今回のnoteの内容はパーソナルトレーナーを目指す方やパーソナルトレーナー選びに迷っている方にこそお読みいただけたら嬉しいです!
パーソナルトレーニングこそタイパが全て
パーソナルトレーニングは、お客様が1時間ごとに対価を払って受けてくださるサービスです。
そのため、その1時間をいかに効果的に活用するかがトレーナーにとって最も重要な課題となります。
つまり、タイムパフォーマンス(タイパ)がすべてなのです。
「タイパ」を上げるトレーニングセッションのマネージメント
1.ピリオダイゼーションと目標設定の明確化
まず「タイパ」を最大限に高めるためには、長期的および短期的な目標を明確に設定し、それがクライアントとトレーナーの共有認識として、常に繰り返されることが重要です。
Questの場合、最初のカウンセリングの段階で「1年後」の目標設定をします。
そしてその「1年後の目標」を基準に12ヶ月を4つに分け、3ヶ月ごとに中期的な目標を立て、それをもとに「今月」「今週」そして「今日」という風に徐々にマクロからミクロへ、目標達成の期間を細分化して設定するようにしています。
そしてその細分化した目標を基にその日のトレーニングのバリエーションをいくつも想定しておくことも大切です。
このプラン作成には、その場の状況やお客様の体調変化に対応できるよう、いくつかの代替プランも含めておきます。
これにより、どのような状況でも即座に対応できる柔軟性が確保されます。
それが最高の結果、そして最高の「タイパ」につながります。
2.個別のデータ管理と計画
次に個々のお客様のトレーニングデータを毎回詳細に記録し、それを基に次回のトレーニングプランを事前に作成しておくことが重要です。
つまり詳細にトレーニング記録をつけておくことです。
「種目」「強度」「レップ数」「セット数」「インターバル」を記録するのは当然です。
しかしそれでは単なる数字。
Questのトレーニング記録は「数字」だけではとどまりません。
本当に重要なのはそれ以外のクライアントの感覚的な部分やフォルト(動作の誤り)→それに対するキューイング、どのようなプロセスで修正できたのか?などであり、それを含めて、かなり詳細な情報まで記録します。
これによって前述の毎回の「トレーニングセッション」のプランがより明確になり、またトレーナーとしても短時間でプログラムを作成できるようになります。
3.定型ウォームアップの重要性
ウォームアップはトレーニングの準備として重要な役割を果たします。
お客様ごとに最適なウォームアップを決めておくことで、互いのストレスを軽減し、毎回同じウォームアップを行うことで体調の変化を明確に把握することができます。
これはトレーナーの立場からも言えることで、毎回同じウォームアップを実施しながら、その際にかなり細かい部分までクライアントの状態を観察します。
その観察で得た印象について的確な質問をし、そこから得られる答えをもとに、その日のプログラムの調整をします。
これにより、トレーニングの効果を最大限に引き出す準備が整います。
しかしそこで時間をかけてしまっては「コスパ」的には最悪です。
そのために重要なのは、上記1.目標設定とバリエーションと2.個別のデータ管理と計画です。
これがあるからこその「定型ウォームアップ」。
つまりこの3つは完全に連動して効果を生み出すのです。
4.ティーチングテクニック
上記3項目はある意味システムについての話でしたが、このティーチングテクニックに関しては、現場の指導力に関してです。
これに関して、日本のトレーナーの方はほとんど「訓練」を受けていないようなんですが・・・
例えばアメリカでは「プレゼンテーションスキル」というのはどのような職種でも人生を左右する重要な要素です。
もちろんそれはトレーナーも同じ。
例えば僕は「1つの種目」に関して「デモ」「ディテール」「デモ」というエクササイズ指導の基本的なスキルを使って、あらゆる種目を「見せて」「説明する」スキルを訓練しました。
わかりやすくいうとQuestで日常的に指導する種目について200種目以上の「デモ」「ディテール(詳細説明)」「デモ」について実際に「タイム」を図りながら練習し、全て20秒で完結するように完成させています。
だから一般のトレーナーの方の種目説明を聞くと、整理されていなさすぎて、ちょっとイライラしてしまいます。
(今の話はトレーナーの方にはあまり読まれたくはないのですが・・・)
わかりにくく雑で、クライアントがどこから見れば一番わかるのか計算されていないデモと、システム化したシナリオもなく、説明の順番も言葉の選択も洗練されていないディテールは、クライアントの大切な時間を奪っています。
しかしそれについて「教育」も「訓練」も受けていないトレーナーの方は、それに気づいてすらいないことが多いのです。
だから僕がQuestでパーソナルトレーナーの方のコンサルをする際にもこの「ティーチングスキル」にこだわります。
そうするとほぼ全てのトレーナーの方が心から驚き、気づくのです。
「ティーチングスキル」を磨けば磨くほど、クライアントに「タイパ」の優れたセッションを提供できるようになります。
そのために重要なのは「エクササイズごとのシナリオ作り」です。
Questでそのシナリオのもとになっているのが以前noteに書いた「Questデータベース」です。
実際にこの「Questデータベース」のメソッドで500種類以上の種目をストックしています。
つまり本当に「タイパ」に優れたパーソナルトレーニングを提供するには、上記のような周到で膨大な準備と細やかな現場対応が求められるのです。
それを実践しているトレーナーこそが「タイパ」に優れた真に価値のあるパーソナルトレーニングを提供できる。
Questではそう考えています。
最後に
今日はトレーナーの方にも、そしてより価値の高いパーソナルトレーニングを求めている一般の方にも読んでいただきたいことをnoteにまとめました。
パーソナルトレーニングにおいて「安全」で「効果的」なんて基本の基本過ぎて、そこに価値があるわけでもありません。
その「安全」で「効果的」なんて当たり前だとして、いかにクオリティと「タイパ」が高いセッションを提供するのか?
そこに全てのリソースを注ぎ込むことこそが「パーソナルトレーニング ビジネス」だと考えています。
パーソナルトレーニングこそタイパが全て。
その信念のもと、Questはお客様一人ひとりに最適なトレーニング体験を提供するために、今日も最善の準備と訓練を積み重ねています。