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え、これ実話!?

観終わった後のわたしの第一声 ↑ ↑ ↑
(あ、これオチになる?)


『途中のページが抜けてる』

この顔の並びだけだとホラー

職場の上司と結婚相手の父親に悩まされているごくごく平凡な主人公が、結婚式を目前に控え記憶喪失になってしまう。本人の知らない濃密な2日間の物語


賛否両論
長すぎるとか、もう少しカットしても~とか、いろんな意見があったけれど、わたしは面白かったヾ(≧▽≦)ノ

インド映画って歌ったり踊ったりが映画の全容を占めているけど、この映画の中には一切出てこないのもまた魅力のひとつだと思う

「長すぎる」「もう少しカット」はごもっともなれど、確かに同じことの繰り返しでイライラするかもしれないけれど、それ以上にそのやり取りに根気強く付き合う友情に注目していただきたい!
よくもまぁ切れずにそこまで付き合えたもんだと、わたしはそのしつこいやり取りこそを称賛したいのだ


主人公なのにおいていかれる

プレーム:愛と自意識と自尊心の男
このひと、主人公なのにずっと同じことの繰り返し。このひとこそ途中で切れてもおかしくないのに、お友だちに踊らされていく。実際に踊るのではなく「手のひらで」という意味。なんだかんだとうまいこと言いくるめられながら人生最大のイベントともいえる結婚式をお花畑の中でやり過ごす羽目になる。ある意味悲劇のヒロインのようなもの

3人の得難い友だち

左)バーラージ、通称バッジ:隠し事ができない無邪気なひと
放っておくと勝手に壊れていく。でもこのひとがいるおかげでこの4人のバランスはうまいこと調和が取れてるんじゃないかな~と思う。愛すべきいかれポンチってところ

中)バグス:いちばん年長だが無駄で怠惰な男
このひとはちょいちょい途中退場しようとする。肝心なところでいつもいなくなろうとするけれど、結局巻き込まれているから逃げたところでどうにもならない。理屈っぽいのか、なんだか博識で理詰めで来るから面倒くさがられてる。彼の人柄ありきで周りをごまかせるという利点もある

右)サラス:几帳面な親友でパンツにもアイロンをかけるひと
主人公はなんでも彼のいうことなら「ビルからでも飛び降りる」というほど信頼を置いている。けれどその理由は大したことない。でも彼の「オレの願い聞いてくれる?」のひとことは魔法の言葉のように、なんでもOKする。この忠誠心はなんなのか

以上、この登場人物紹介みたいなのがオープニングのテーマ曲に歌われていて、それで彼ら4人の関係性が語られるって感じ。本当は劇中、インド映画らしくそれっぽい歌があったようだけれど、それも「長い」ということで25分くらいカットされているらしい
この曲自体何度聞いても面白い。もちろん、字幕がないと理解できないけど


確かに長いし、巻き戻しながら再生されている感は否めないけれど、久しぶりにすっきりした感じ
クリケットがなにか解らないから、ちょっと早送りしちゃったけれど、ポイントは押さえたよ

この映画を観て「延髄」という言葉を覚えた笑
延髄とは、首の後ろの襟足あたり(?)にある脳の一部だそう。なんでもここを打つとショックで一時的に記憶喪失になるらしく。しばらくすると治る、とはいうものの・・・・

コメディだよ。コメディだけどシリアス
だらだらする時間に余裕があるひとは、ちょっと流し観するつもりで観てみて (^<^)




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たゆ・たうひと
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