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忘れられない時代がある 忘れられないひとがいる なれど刻は残酷で 思い出は美しいまま現実に押し流されていく ひとはキレイな記憶に縋るが 風化していく時間の中に留まることはできない 立ち止まっても追いかけてはこない 振り返る過去に明日はないから 過ぎゆく時間のそこかしこ 記憶のほころび忘れ物 こころの痛みにふたをして ぼんやり手放す置き土産 真綿にくるまれるようなぬくもりを欲し 穏やかでやさしい時間を夢見て歩く たとえ足元に道が見えなくとも、 茨の橋を目指していよう
コレはアスファルト ココは駐車場 その日は特に雨が降ったわけでもなく そこになにか零した様子もなく 端っこでもなく 真ん中でもない けど、足が止まった・・・・ なにか出てくる? 噴き出しそうなの? なにかの途中? 圧がかかったの? 傘の先端 ピンヒール 内から? 外から? だれの仕業? なにが引金? でもヒビが気になる・・・・
女は、 たった一度の過ちを許せないほど、 ココロが狭いかもしれない けれど、 たったひとつの優しい思い出だけで生きていけることもある 男は、 たった一度の過ちで すべてが壊れるとは思っていない けれど、 小さな傷も見逃せず一生引きずることもある 女は、 強気な言葉をたくさん知っている分、 こころの中は繊細で傷つきやすい だからこそ 心ないひと言や嘘が見抜ける 男は、 弱音を吐けないと思っているが、 案外とこころの中は単純でわかりやすい だからこそ 他人の家で靴下を脱いで
其は 吾を 常日頃 心根の悪い輩であるよう(な) 罪悪感を植え付ける 其は 吾の 負荷を知らない 吾も 其の 負荷を知らない それは 致し方のない こと 日々 暮らしの中 反復は大事なれど 進歩は必要 其は努力する 吾は工夫する しかしながら 其は 変化を求めない 変容は不要 しかし 変化は時に必要悪 其は 反復 負荷を責任と感じる しかしながら 吾は そこに生産性を感じない 吾は 反復の中でも整えたい 故 其の 考えに同意できない 許せない 時に 怠慢が生じたとし
夜更けに書いた手紙は あまりに感情的過ぎて 翌日読み返してみると 破り捨てたくなるのは何故だろう 孤独だからだろうか 感傷的に陥りやすいのは 暗闇でひとり、悶々とするのは なんだか悪いことをしているようで落ち着かない 夜更けにふと思いついて書き留める その瞬間は、ものすごくいいことのように思える あとあと、冷静になって読み返すと なにが言いたかったのかまるで思い出せないのは何故だろう 書き留めるほどの思いは いったい誰の為なのか・・・・ 夢うつつの中、手探りするのは も