ランニングクラブ日記〜トラック練習
今日は2000m+600m×3本を行いました。
600mでしっかりとペースを上げて心肺に負荷をかけるように、まずは2000mでリズムを作ってもらうことを目的にしました。
個人の練習の流れを把握しながらやっているので、メニューの最終決定をするのは当日です。
走力も個人差があるので、距離とペースのどちらを軸にするのかを決めて、仲間と走る、個人の目的に合わせて走るバランスをとっています。
ウォーミングアップではハードルを利用した可動域を広げる動き、ドリルで瞬時に関節を固め地面の反力を受ける動きを取り入れています。
これをやれば走力が改善するとか、そんな魔法のようなことを期待して行うわけではありません。まずは自分の身体を色んな方向に動かせるベースを保つことが、直接的なパフォーマンスへの関与ではないにしろ、走ることを続ける上では大切と思います。
慣れないペース、先頭を引っ張る責任感からかどうしても最初の50-100mを勢いよく飛び出してしまう傾向が多く見受けられます。
1kmあたり4’20くらいと伝えても最初の100mを3’40-50くらいになることはよくあります。
毎回の練習で「最初は抑えましょう、抑えましょう」というのが口癖になってきました。
今日は最初の100mだけ先導というよりも、飛ばしすぎないようにブロックすることを目的に一緒に走りました。
予定よりやや遅めには入ったものの、2周目以降からはどんどん速くなり最初の1kmは4’26,後半は4’13と8’39で2000mをゴール。
リズムが良くなって気がついたらペースが上がった、または余裕を持ったつもりが後半ペースが落ちたなどを指標に次の練習ではどうするかを考えてもらえればいいと思います。
5分の休憩を取った後には600mを3本。間は2分の休憩です。
切りのいい数字に特別な意味があるわけではありませんが、1km4分と聞くと少し抵抗を感じる方がいます。ペースに不安がある時ほど最初を突っ込みがちになるのは私も多く経験があります。不安な時ほどゆったりと気持ちを構えることが大切です。
疾走時間が2分前後を速いペースで走ると脚と呼吸のきつさが強く出ます。1本目を上げすぎて思った以上に苦しそうでしたが、2,3本目も落ちすぎることなく粘れました。
一緒に走る人がいるいいメリットだと思います。
一緒に苦しさを乗り越えた人がいるとダウンジョグ中はよく会話が弾みます。この点もまた一緒に頑張ることのいい面です。
最後は股関節周りを広げるストレッチで終了。