『あの時に5分間だけ戻れるなら』祈りを込めた一人用ジャーナリングRPG『カコミラカラ』
カコミラカラ
2023/02/18 10:39 ちゃがちゃがゲームズ 川口
2023/02/21米光先生の講座用課題
■ポイント
今経験している日常が「あたりまえ」ではないことに気づければ、より「味わって」時間を過ごすことができるのではないか。
そういう「気づき」をえられることを願ったゲーム
■発端
子供と散歩にいったときに、「20年後にはこういうふうに一緒に歩くことはないんだな」とおもうと、途端にその瞬間がいとおしくなりました。
そういう視点をゲームで体験できれば、「あの時にああしておけばよかった」と後悔することが少しでも少なくなる。そうすることでよろこんでくれる方がいるといいなとおもいと発想しました。
■概要
未来の自分が現在にタイムスリップしてくる。
制限時間は5分間だけ。
未来の自分の視点から今の自分の生活をみると何を感じるのだろう。
今の自分に数行のメモを残すとしたら君は何をのこすのだろう。
■準備物
ダイス 1個
筆記用部
スマホなどの5分間タイマー
■ルール
1)<ダイス1回目>いつの自分がタイムスリップしてくるのか
ダイスを1つ振る。その出目に応じた未来の自分が今回の設定。
ダイスの目×10年後の自分を想定(例 2の目ならば2×10=20年後の自分
2)<ダイス2回目>その時代の自分がなくしているもの
2回目のダイスをふる。その目に応じて未来の自分がなくしてるものをきめる
1:夢
2:家族、パートナー
3:視力
4:聴力
5:味覚、嗅覚
6:触覚
3)目をとじ、上記2つの設定をもった自分を想像し、人物になりきる。
毎日どのように生きているのか。何をしているのか。楽しみはなにか。しんどいことは何かなど、その時の人物の気持ちを想像する。
4)5分間だけのタイムスリップ
目をあける。
5分のタイマーを開始。
なんと5分間だけ過去の自分の世界にタイムスリップすることができている。
体や環境も当時のまま。
未来の自分が過去の環境に身を置くことで、あなたは何を感じますか。
当時の子供たちや家族をみて何を感じますか。
当時のあなたは何を大事におもっていましたか。
未来では失ってしまったものが当時には残っています。どうして大切なことに気が付けなかったのでしょう。
5分間の間に、しっかりと周りをみて、味わってください。
触ったり、嗅いだり、見つめたり。あらゆる感覚をつかって味わってください。
そして手元のメモに、過去の自分に対してのコメントを残してください。
大事なことは何か。
どのように時間をすごすことを望むのか。
5分間が経過したら、目を閉じてください。
あなたは未来の世界にもどりました。
5)現代の自分
頭の中から未来の自分の設定をはずし、現代の自分にもどってきてください。
そして目を開けてください。
目の前には何者かが書いたメモがあります。
誰が書いたメモなのかわかりません。
あなたはそのメモをよみ、何をかんじますか。
そして今の生活にすこし変化をつけてみようかと感じたなら、その生き方を実践してみてください。
以上。