考えることは最も過酷な仕事だ

出っ歯の電波通信 vol.174

こんばんは。
山口です。

今回のテーマは『アキラとあきら』について
書いていきます。

アキラとあきら

原作は、
・下町ロケット
・鉄の骨
・半沢直樹
を手掛けた、『池井戸 潤』さんの作品になります。

ぼくも父親が買ってきた文庫本で
『鉄の骨』と『空飛ぶタイヤ』を読んだことがあります。

『アキラとあきら』は文庫本だけでなく、
ドラマ化もされているそうですが、
ぼくは映画化されるまで存在を知りませんでした。

今年の8月下旬に公開された映画です。
ぼくは9月ごろに、友達に誘っていただき、
仕事終わりに観に行きました。

『アキラとあきら』のあらすじは
上述しておりますリンクより公式ホームページに
アクセスしていただきご確認をお願いします。

バンカーと経営者

言い忘れておりました。
そもそもの大前提として、
【竹内涼真さん】【横浜流星さん】の主人公お二人が
めちゃくちゃかっこいいです。
上白石萌歌さんが、かわいいです。

観ていて、目がとても潤います。


この俳優さんの顔ぶれだけでも
観に行く価値があります。
もちろん内容は、言うまでもなくめちゃくちゃ最高なので、
本当におススメします。

話がそれましたが、
今作は銀行マンと経営者の視点で描かれております。

お金を貸す方と借りる方の視点なのですが、
観ていてとてもハラハラドキドキします。

観ていて思ったことが、
このような出来事もないわけではない
ということです。

おそらく、どこかしらで、
今も起こっているのかと思います。

銀行マンは将来性、確実性を見てお金を貸し、
経営者はありとあらゆる情報、根拠、データをもとに、
将来を語ってお金を借ります。

ぼくは映画へ感情移入をし過ぎてしまい、
プレッシャーに押しつぶされて
メンタルが折れかけました。

ゆくゆくは起業を考えておりますが、
経営者の地味で泥臭い仕事の部分を
垣間見たような気がします。

もちろん、自分一人ではなく、
たくさんの仕事仲間と一緒に協力し合って
自分の事業を拡張させていくことが理想ですが、
もし、協力し合うような関係性が構築されていなかったら、
もし、数字を読む力が不足し破産をしてしまったら。

とてもネガティブではありますが、
会社の方向性を決める判断をミスし、
大きな障害にぶち当たることを考えると、
企業の社長さんの経営判断って
本当に尊敬です。

ぼくにはまだメンタルが追い付かず、
途中で精神が壊れてしまうのではないかと
考えてしまいます。

かの有名なヘンリー・フォードさんは
このような言葉を残しております。


考えることは最も過酷な仕事だ。


ぼくは末端の仕事をすることがほとんどのため、
いつも上司や先輩に対し、
会議ばかりであんまり仕事をしなくていいよな
なんて軽率な不満を持っていました。

今になって考えてみると
とてもお恥ずかしい話です。

企画・立案・提案の業務はかなりしんどいです。
今、ぼくの仕事で似たようなことをやっておりますが、
かなりしんどいです。

考えることは最も過酷な仕事だ。

しんどい だととてもネガティブな表現なので
言い換えるとすると、
乗り越えるべきとても大きな階段のような
イメージです。

乗り越えた先にまた別なステップが現れますが、
登り進んでいった先に待っているのは
成長した将来の自分です。

成長するためには経験が必要であり、
より密な経験を積むには考えることが
必要だと思います。

ぼくは今の仕事で、
業務改善における提案を行っておりますが、
まあ、ぜんぜんアイデアなんて出てこないんです。

考える業務において、
なにがモチベーションを下げるかといいますと
全くゴールが見えないんですよね。

どうすれば、改善になるんだろうと
考えても考えても
全くいい案が浮かんでこないのです。

しかも考えている時間は
特段成果物を生み出しているわけではないので、
時間の消費と達成感が割に合わず、
それも相まってモチベーションが
なかなか上がりにくいです。


ただ!


考えることはとても自由であると思います。

できるできないは、一旦横に置いておいて、
まずは理想論からこうなったら良いなを
たくさんブレストしていきます。

ブレストしていくと
突飛な発想やおもしろい発想が出てきて、
いろんなアイデアをかけ合わせていくことで、
なんか面白いことができそうな
イメージができてきます。

しんどい時間はありますが、
その時間を超えた先はご褒美タイムが
待っていると思うと、
ぼくは結構モチベーションが上がってきます。

終わりに

『アキラとあきら』を観て
考える事、数字を読み解くこと、
自分の仕事に信念を持つことの
大切さに改めて気付きました。

情熱を持って仕事をしよう、
なんて周りの方が言っていたら、
何を熱くなっているんだと
ぼくは冷めた目で見ている側でした。

ただ、仕事をする立場が違うと
その仕事に自分の命、加えて社員や社員の家族の命を
預かっていると考えると、
仕事に対する姿勢が変わってくるのかなと思いました。

今のぼくだったら、自分だけでなく、
これからできる家族のことを考えると
もっと仕事に真剣に取り組もうと
気を引き締めるいいきっかけになりました。

ワンピースも最高でしたが、
個人的今年No.1は『アキラとあきら』です。
まだ観ていない方は、ぜひ観てみてはいかがでしょうか。
山口おススメです。

それでは今回はこの辺で。
ありがとうございました。

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