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ヒルズ族の兄貴分

ヒルズ族の兄貴分と呼ばれる男がいる。U-NEXT HOLDINGS代表取締役CEOの宇野康秀氏である。U-NEXT HOLDINGSと言えば、定額制動画配信サービスU-NEXTを展開し、国内ではNetflixに次ぐ2位のシェアを誇る。

もともと、他配信サービスでは提供していないような動画なども幅広く提供することで人気だったところに、サッカー英プレミアリーグの配信権も獲得して、24年8月期決算も好調である。

そんな会社を率いる宇野康秀氏の半生を描いた[起業家の勇気]と言う本がある。

もともと、U-NEXTのUは、USENのUであり、 USENは大阪有線放送と言う、宇野康秀氏の父親が作った会社であり、宇野康秀氏の半生とともに、大阪有線放送がUSENになっていく過程が描かれた書籍である。その中には、いわゆるITバブル期も含まれており、若き日の孫正義氏、藤田晋氏、三木谷浩史氏、堀江貴文氏が登場する。

ブロードバンド時代の到来、ベンチャー企業IPO、M&A、プロ野球団買収、テレビ局買収など、この時代に起きたほとんどの出来事に、宇野康秀氏が絡んでいたことが、この書籍から読み取れる。

彼がなぜヒルズ族の兄貴分と呼ばれるのか、がよくわかる一冊である。

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