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イーロンショックを読んだ

夏休みの課題図書と言うわけではないが、イーロンショックと言う本を読んだ。

元Twitterジャパン社長の笹本裕氏が書いた書籍で、イーロンマスクのTwitter買収から笹本氏が退職するまでの間、間近で見てきたイーロンマスクの仕事ぶりを本人の考えを交えながら書いてある。

イーロンマスクの書籍と言えば、昨年本人の評伝が出ているが、Twitter買収はそのひとつのエピソードとして語られるのみで、特にTwitterジャパンについては多くは語られていない。

その点で、このイーロンショックは日本人が見たイーロンマスクと言う意味合いでも、興味深い。

ちなみに、笹本裕氏は、現在DAZN Japanの最高経営責任者(CEO)兼アジア事業開発担当に就いているが、もともとリクルート、MTVジャパン、マイクロソフトなどの企業で重要な役職を歴任している。特にTwitterジャパンでは、代表取締役として日本とAPAC地域の成長を主導し、売上を倍増させるなどの成果を上げている。

そんな外資での経験豊かな笹本氏を以ってしても、イーロンマスクの相当パワフルであることが、この本を読むとわかる。ただ、一方で、イーロンマスクにできないことも言及している。そして、現在ではDAZNでCEOを務める身として、イーロンマスクに共感する部分が増えていると言うことで、本書は結ばれる。

イーロンマスクと経営レベルで仕事をした日本人が書いた本として、かなり面白い内容だった。

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