![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/164324933/rectangle_large_type_2_d32c96fdffb23f75239422f316243092.jpg?width=1200)
目標は高く失敗には寛容に
日産自動車の業績不振が深刻だ、と言うニュースが増えている。
日産自動車が中間決算で発表した内容は、最終利益が前年同期比で90%以上減少し、営業利益も90.2%減の329億円にとどまり、この大幅な減益は、主に北米と中国市場での販売不振が原因としている。
これを受けて、6年前の話にも関わらず、カルロスゴーン時代の負の遺産がと言う記事を目にしたりするが、現在の内田CEOが着任する際に、これらの負の遺産と決別することをコメントしていたので、これは明らかに現経営陣の責任であろう。
ゴーン時代を指して、「ハードルの高い計画を推し進め、急速に業績が低下した。できないことをできると言わせてしまう文化をつくりあげた」と言われる。であれば、現状はどうなっているかは、気になるところである。
個人的には、目標は高い方が良いが、失敗には寛容であるべきだと思う。もちろん、そのためにアクションをどれだけやったかのプロセスは見なければいけない。また、事前にプランされたものが上手く行かなかった場合のピボットがどれだけできたかも見るべきだろう。
高い目標そのものに問題は無いし、その目標にチャレンジする上で、できないことをできると言いながら走ることは、時に必要であろう。
問題は、ハードルの高い目標でも、できないことをできると言う文化でもなく、もっと違うところにあるような気がする。