SVリーグが開幕した
2027年までの完全プロ化を目指し、国内バレーボールのトップリーグ、SVリーグが開幕した。
もともと、国内バレーボールのトップリーグは、Vリーグであったが、実業団とクラブチームが混合していてトップリーグではあるが、プロリーグではなかった。
そこで、完全プロリーグを目指すリーグとして、SVリーグを設立し、参加資格となるSVライセンスについても、競技基準、施設基準、法務基準、財務基準、人事体制・組織運営基準の5つの基準を設け、交付基準も厳格化している。
日本でプロスポーツコンテンツと言えば、野球が長く圧倒的な人気を博し、1993年にサッカーのJリーグがスタート。近年では、バスケットのBリーグの成功が記憶に新しい。
Jリーグは、開幕直前に代表チームがアジアカップを制し、初のワールドカップ出場に近づく中での開幕で、海外からスター選手を集める資金力もあって、開幕バブルに沸いていた。
Bリーグは、それまでBjリーグとNBLを統一リーグとして発足するため、Jリーグでチェアマンを務めた川渕氏をトップに据えて、そのノウハウなどを活かしながら開幕し、人気を博している。
さて、SVリーグはどうだろう?
代表チームが世界で存在感を高めているところはJリーグっぽいし、元々あったリーグを発展させているところはBリーグっぽい。
開幕戦は、大阪ブルテオン対サントリーサンバーズ大阪だったが、なぜか会場は東京体育館だった。結果は、大阪ブルテオンのストレート勝ちだった。
思ったより会場が盛り上がりに欠けているように見えたのは、ホームが大阪で、熱心なファンが少なかったからかな。
例えば、Bリーグは、ホームチームへの会場の一体感に対する演出がすごい(DJが煽りまくっている)し、プロスポーツとしてのエンタメが見事である。
SVリーグは会場にくる観客へ、どんなエンタメを提供していくのか、とても楽しみである。