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「なにかにコツン」という感触

おはようございます!☺

今日は、読書会のメンバーに紹介して頂いた工藤直子さんの詩集を読んで、感じた事を
アウトプットさせて頂きます✨

工藤直子さんの詩は、読んだ印象だと非常に柔らかい作風が持ち味だと感じました。
ひらがなを多用した、柔らかい印象や、
題材として、自然、風景、生き物をテーマ
としたものが多いなと感じました。

そんな、工藤さんの作品の中から、特に感銘を受けた一節を紹介させて頂きます✨

タイトル「なにかにコツン」

いっしょうけんめい

思いつづけていると

なにかにコツンと突きあたります

かならずそのコツンにあたりたくて
生きています

あなたにコツンとあたるかな
あたるといいな

「工藤直子 詩集」より

私が、この一節を読んで感銘を受けたのは、
「コツン」という表現の柔らかさ、繊細さ
です。

そして、この詩を読んだと同時に感じた事があります。

それは、文章を読んだり、書いたりしている時に出会う言葉として、相手に刺さる表現をするという言葉です。

私もnoteを書く時にせっかくなら、相手に
出来れば刺さるような言葉を書きたいなと
いう気持ちがあります。(実際に中々上手くは表現出来てはいないのですが…😂)

しかし、今回この詩を読んで、私がどちらかといえば表現したいのは「刺さる」ではなく「コツン」とあたるという表現の方が、自分の中のニュアンスに近いように感じました。

そして、「刺さる」と言う言葉の「強さ」が
ちょっと気になりました。

何ていうか、「刺さる言葉」≒「力強い
言葉」には、それを聞いた側の人に勇気を
与えたり、行動の原動力になる部分が有る。
けれど、別の側面として「焦り」だったり「自己嫌悪」だったりといったことを引き
起こしてしまうこともあるのではないか?
そんな風に思いました。

私は、刺さる言葉を否定したい訳ではないですし、むしろ、私自身、志や心構えといった教訓などの言葉には感化されますし、好きだったりします。

だけど、世の中にはそういったメッセージ性の強い言葉が溢れていると思うからこそ、
私は工藤さんの「コツン」という表現の中に
じんわりとした暖かいものを感じたのかも
しれません。

今まで詩というものを、あまり読んだことは
無かったのですが、このような繊細な表現に出逢えることが詩の醍醐味の1つなのかなと感じました!

なので、私も工藤さんのような「コツン」とあたる、じんわりとした心に染みるような表現を使えるように文章を書く時や相手と話す時に心掛けられたら良いなと感じています😊

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