「反穀物の人類史」なぜ国家は生まれたのか?
■前回(文明誕生の新説)のおさらい狩猟採集による定住生活は、肥沃な三日月地帯で誕生以降4000年の間に、ほんのわずかな人口圧によって徐々に食糧は不足し、致し方なく重労働を伴う、食糧獲得のオプションの一つに過ぎなかった「飼い馴らし(農耕&牧畜)」を拡大させます。その間、さらに4000年間、飼い馴らしが浸透することによって定住社会(ドムス)の家畜化が進展します(家畜化も非常に興味深い視点なので詳細は別途展開予定)。
そして初期国家が誕生するのですが、なぜ初期国家は誕生したのでし