「アレクサンドロス大王」澤田典子著 書評
<概要>
数多の伝説に彩られたアレクサンドロス大王(三世)に関して、歴史学的手法による最新の研究成果に基づき、その実像を可能な限り手繰り寄せると同時に、それぞれに時代や地域においてアレクサンドロスがどのように解釈されてきたのか紹介した著作。
<コメント>
数あるアレクサンドロス大王に関する著作の中で本書を選択したのは、最新の出版でなおかつ著者が現役のギリシア研究者かつ、自分と同世代の方だから。
歴史学は新しい発見や解釈によって、その史実はどんどんアップデートされるため現役