賄賂のある暮らし 市場経済化後のカザフスタン 書評
前々から気になっていた著作。やっと読了。
中央アジアに位置するカザフスタンは、購買力平価に基づく1人あたりのGDPは、27,659USドルと中進国レベルで、トルコやロシアより若干低く、メキシコよりも若干高い水準(世界経済のネタ帳より)。決して貧乏な国ではない。
石油が採れる資源国ということもあって、特に2000年代以降の資源高の恩恵を受け、高度経済成長。贅沢しなければ「メシが食っていける国」と言える(格差がどのぐらいかは不明だが)。
したがって経済的には独裁者ナザルバエ