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グアムの朝刊(2020.4.25):企業経営者のみなんさんへの手紙

2020年4月25日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約

あなたが生きて、
この手紙を読んでくれているのが嬉しいです。

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グアム知事のFacebookにはグアム住民からの多くの声が寄せられます。アメリカ連邦プログラムが表明した援助やプログラムがグアム政府にいつ届くのか、その進捗を懸念する声、収入が途切れ食料を購入したり請求書を払ったりする余裕がないと困窮した生活の状況を訴える声が続きます。

ある手紙は「請求書は毎日届くが、いまだ支援金が届かない。貯蓄は次第に減少し使い果たされようとしている。それでも私たちは知事の指示に従い、外出制限に従っている。これ以上待てません。どうやって生き残るのか…..。」と綴っている。 これらの多くの声に応え、グアム知事はFacebookでビジネスオーナーへビデオメッセージを送った。

企業経営者の皆さんへ:
“私が遠くにいるように感じるかもしれませんが、同じ島に暮らしています。私は経営者の皆さんに助けを求めました、そして皆さんは応えてくれました。その結果、感染拡大が制御され、多くの命が救われました。

アメリカ連邦政府の救済策をグアムの企業も受けるため、グアム政府はアメリカ連邦政府に対し迅速に承認のための文書を提出しました。先週には502件の中小企業が1億200万ドルを受け取りました。これは地域人口あたり最大規模の助成金になります。みなさんが従業員の雇用を継続する費用に利用できます。新型コロナ対策として大人一人1,200ドルの現金支給も低所得者から進めています。学校が休校している間も 50万食を子供たちに提供、高齢者への食事の提供も続けています。

しかしながら、対策や援助の手が行き届いているわけではありません。みなさんが今も苦しい状況にあることを十分承知しています。

もう一度言わせてください。このウイルスは多くの命を奪います。私たちは人々の健康を何より優先し続けなければなりません。すでにグアムでは5人の愛する人を失い、世界ではさらに多くの尊い命を奪いました。彼らの犠牲を無駄にすることはできません。

数日以内に、市民活動、経済活動を平常に戻していく回復計画を提示します。医療および公衆衛生の専門家、ビジネスコミュニティ、グアム経済開発局(GEDA)やグアム政府観光局(GVB)などの政府機関とともに検討を重ねお知らせします。私が目標にしているのはグアムを再​​び機能させることと市民の安全をいかに同時に両立させていくかです。

皆さんが私の方針に賛同していただけるかどうかに関わらず、なにより私はあなたが生きて、この手紙を読んでくれているのが嬉しいです。”

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行動制限解除への期待があるものの観光業復活へ道のりは長そうです。グアムで観光業に携わる人々が皆思うことでしょう。日本のホテルや旅館、飲食業界などの経営者の厳しい状況はグアムの今そのものです。旅行者ゼロの常夏の楽園、ツーリストがいない観光の島は本当に寂しいものです。八方塞がりとはこのことです。

行動制限解除後も事実上”休眠”です。

まずは”休眠準備”。
1.支出項目を見直し、必要のない支出を抑える。
(業務で使っている車両の保険などを解約したり、生命保険などは支払い猶予期間を設けているので利用する)
2.家や車のローンなど固定の支払いの返済猶予手続きをする。
(ローンは期日の猶予や返済額の軽減を相談できます。大学の学費なども同様です。)
3.家賃やリースなどの固定経費を交渉する。
(多くの貸しビル会社やコピー機などのリース会社が値段交渉に応じてくれているようです。)
4.中小企業ローンを申請、給与や固定費を数ヶ月分確保。

行動制限解除後が本格的な”休眠”ですが、GUAMLOVERSのオフィスは再開します。海外渡航が可能になれば、ぜひお立ち寄りください。私たちがこころ穏やかに過ごすことは、家族や周りの人の気持ちにも影響するでしょう。後にできることは先延ばし、覚悟を決めて休眠期間をエンジョイしましょう。


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