肉まんに包まれて
街灯がひとつ、ひとつ灯り始めて
日があっとゆうまに暮れて
信号機の青色がハッキリと
光って見えるようになり
車もライトをつけて
家路を急いでいるように見える
小腹が空いた私は
コンビニを目指す
仕事を終えた安堵感と
学生の頃、冬の帰り道
に寄り道をして買い食いを
しようとしている
ワクワク感と一緒に
コンビニが今日の私の寄り道スポット
コンビニの電気がいつもより
優しく光って見える
あったかい、おでんも良いけど
今日は肉まんを食べたい
と決めていた
どちらかとゆうと昔からあるような
肉まんが食べたい
私はコンビニに入り
肉まんをすぐ見つけて
2つ買った
車に乗って
ほかほか、あったかい肉まん
が太ももの上に
ちょこんと2つ乗っている
まるで2匹の小動物を
乗せているような
気持ちになった
家に着くまでの少しの間だけ
肉まんの温かさに包まれて
星が流れるように光の中を走って
家に帰ろう
車から降りて見えた月は
もうじきまん丸になろうとしていた
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