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お得な?失業保険のもらい方

すみません。そんなものはありません。
そもそも、失業していて手当をもらおうというのにお得も何もあったものじゃないですね。図らずもこいつを申請することになり、基本を調べてみました。

「失業」保険とよく聞くけれど、それは「雇用」保険というのが正式名称。失業した場合(理由はいろいろあれど)に、国が保険者となってお金を出してくれる。その「いろいろ」によって給付のタイミングも額も大きく異なる。

まずそもそもは、求職活動中の失業者の生活を安定させるために給付するもの。その基本手当を失業給付と呼ぶ。

①     受給するにはハローワークに書類を提出、失業認定を受ける
②     受給資格は離職の日以前2年間に雇用保険の被保険者期間が12カ月以上あること(倒産や解雇の場合は異なる)
③     受給期間は原則として離職した日の翌日から1年間(諸条件により延長あり)
④     定年退職の場合、基本手当の所定給付日数の上限は、20年以上雇用保険に入っていれば150日(離職の理由などで異なる)
⑤     会社都合退職の場合は、退職後7日目よりあとに給付を受けられるが、自己都合退職の場合は、この7日+3か月後からとなる。
⑥     基本手当の所定給付日数を3分の1以上残して安定した職に就いた場合は再就職手当が支給される

FP技能士2級テキスト+問題集 白鳥光良編著より抜粋

一読しただけではもちろん覚えられないし、条件は人によってさまざま。ようは失職した場合でそれまで雇用保険に入っていれば(たいがいは給与からチラッと差し引かれている)、国からお金が出ますよということ。そして退職の理由が「自己都合」か「会社都合」かによって大きく異なる。もちろん後者のほうが額は大きい。

でもだからと言って、自分から「会社都合」を選べるケースはそうない。倒産や解雇、退職勧奨など自ら進んでその状況になれるものではない。
ちなみに失業保険は非課税とのこと。(いいね!)(https://biz.moneyforward.com/tax_return/basic/1378/#i

でも社会保険料算出のための「収入」にはなるらしい。やっぱり取られるところは、しっかり取られる。お得な?退職金のもらい方で記した通り、「国の制度はよくできている」。納税は国民の義務だからねぇ・・・。

最終出社日となった10月31日は朝から快晴。それまでのモヤモヤも一掃され、夕焼け富士山でホントの仕事納めなのでした!


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