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「欲しい!でも売ってない」→「じゃあ作ろう!」とブランドを始めた話【後編】

↑前編はこちらです!
前回からの続き、no-buの商品ができるまでのストーリー後半です。
アパレルのデザイナーがチームに加わり安心!と思いきや、商品リリースまでには様々な道のりがありました。

胸をカバーする理想の素材が見つからない。

今回、制作するのは「ノーブラで着用できる」+「胸・背中まわりに一切ゴムがない」ウェアです。通常だと、カップがついているTシャツやブラキャミが思い浮かぶと思いますが、それらとno-buの大きな違いは「カップ」を使用していないこと!私たちは、胸や背中周りに一切の締め付けがないことを商品開発の大切なポイントにしているので、ゴムのホールドがない状態で、カップをつけてしまうと、動いた時にTシャツの内部でパカパカとカップがズレてしまいます。

胸の形や大きさは人それぞれ異なるので、動きに合わせて柔軟にバストトップをカバーするために、カップ型ではない構造で、開発を目指しました。
その際に、ネックとなったのは、ウレタン素材。ブラジャーやブラキャミで使用されている、カップに形成されたウレタン素材は、パーツとして広く存在しています。しかし薄手だけれどカバー率が高く、カップ状に形成されていないフラットなウレタン素材は、生地屋さんとも手分けをして国内外、調べるもなかなか見つからず、、、。素材を手に入れるまで、とても時間がかかりました。

そして、やっとの思いで理想的なウレタン素材に出会うことができました!
フラットかつ、薄すぎず厚すぎない、適度な厚みを保ったウレタン素材。この素材のおかげでno-buのTシャツの一番の特徴であるバストトップをしっかりカバーするダーツ入りの特殊クッション構造が完成しました。

Tシャツの裏地:胸部分にウレタン製の特殊カバー

機能性+リラックス感とオシャレさのちょうど良いバランスを求めて

リラックスウェアであるno-buのポイントとして、考えていたことは、
「ノーブラでリラックス感はあるけど、だらしなく見えないキチンと感!」です。
普通のよくあるTシャツの形ではない、普段着+α←このプラスαの理想的な塩梅を求めて、サイズ感、デザイン性の検証などサンプル試作を繰り返しました。

サンプル作成ごとに縫製会社さんと細かく打ち合わせをし、パターン修正を重ねました。そして、構想から一年半、様々な過程を経てやっと商品完成まで辿り着き間ました!

クラウドファンディングMakuakeに出品をしてみると…。


試行錯誤を繰り返し、なんとか完成、ドキドキしながらクラファンやってみると、なんと初日で約200万円売上げ・初回生産分が完売しました。
早々に売る商品がなくなってしまったので、発売日の次の日に、縫製工場さんと相談し、リターン品を急遽、追加生産をすることに。
結果として30日で595万、475人にご支援いただく、大きな反響をいただく結果となりました。

クラウドファンディングでは単純な商品購入をする場としてだけではなく、
スタートしたばかりの商品やブランドのこれからを応援する意味合いとしての購入をされる支援者の方が多いことも特徴です。
私たちも、商品のお届けと合わせてアンケートを実施し、お客様の意見をお聞きすることができました。

着心地や改良して欲しいポイントなどをヒアリングしたお客様アンケート

「作ってくれて本当にありがとうございました!毎日着ています」、や「長年ブラジャーの締め付けに悩んでいてずっと探していたような商品だったので、リピートします。」という、とっても嬉しい感想もいただくことができました。しかし、商品にご満足いただけなく、期待していたけど私には形が合わなかったです、という意見もありました。
当然、ご満足いただけなかったというお声は、すごく残念だし、ご支援いただいたのに申し訳ないという気持ちです。
厳しい意見も含めて、次回に向けての本当に貴重なご意見ばかりだったので、しっかりと受け止め、改良をしていきたい!と気持ちを新たにしました。

↓お客様から様々なご意見をいただきました

最終的に私たちが目指している未来は、no-buの商品であるブラレスウェアを通じて「心安らげる時間を世界中の女性にお届けすることです。」

その志を目指して、鋭意奮闘中です。今回の第一弾商品リリースは、初めの一歩ですが、来年、春の第二弾に向けて現在、商品を開発中しています。

次回の商品開発に向けて、チームでMTG


引き続きこちらのnoteでも経過を発信していきますので、ぜひまた進捗を覗きにきてください!
↓開発までのストーリーを動画にまとめました。


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