新規事業はたのしい
AIアーティストをたくさん抱える芸能事務所みたいなことをやってみようと思う。作品のアイデアが無限に出てくるのだが、全部描いていたら世界観がブレまくり、おまえはなにがしたいんだ?とファンの皆様が怒るかもしれない。同じような絵を描き続けることができる作家が将来巨匠といわれる世界だ。ひとの作品に影響されて、あっちもこっちも行ってはいけない。作風を確立させなければならない。そんな世界だがそんなこと私にはできない。「おまえらの常識は通用しない、シロウトだからよ」の桜木花道状態だ。私は美術家ではない、歯医者なのだ、美術界の常識などに縛られなくても生きていける。常識クソ食らえ。
さて、作品のテイストごとに架空の作家を一人ずつあてがって、それぞれのインスタアカウントを作ったりして多重人格アーティストとしてやっていこう。人格を取りまとめる場所を会社として、それが芸能事務所みたいな立ち位置になるだろう。中にいる人格はAIで具現化して、「この作品はこんなイケメンが描いてるのか」とか、「これをこんな子どもが描いたの!?」とか、いちいち言われるようにしたい。この美女が描いたのか!買いたい!と思ってくれたら嬉しいが、騙された感じを楽しんでもらわなければならないから、キャプションとして、「この作品はAIで作った架空の作家(五月雨さん)が描いているかのように見せかけている企画ものです」と書いておこう。「ほしいです!」とお問い合わせいただいた方には、この作家はAIです、本当の作者はほにゃららですけど本当に買いますか?と親切にお伝えしよう。作品はシルクスクリーンなどの版画をデータからおこして作ってもらおう。薄い紙を額装した方が、日本家屋には飾りやすいからね。原画は出し惜しみしよう。
今日も、最後まで読んでいただきありがとうございます。新しいアイデアを考えて形にするって楽しいです。