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Happy Birthday to me.


上司からの何時もの唐突な指令。
なんと今回は短編小説を書けという。

「『大人は泣かないものだと思っていた』で始まり、『あの頃の僕が笑っていた』で終わる物語」ですか、、、

どうせまた診断メーカーか啓発か何かだろうが、いつもながらの無茶振りには困ったものだ。


そう言えば僕が子供の頃、TVで『泣いてたまるか』というドラマをやっていた。
ストーリーは記憶に無いのに、何故か主題歌は未だに覚えている。

空が泣いたら雨になる
山が泣くときゃ水が出る
俺が泣いても何にも出ない
(中略)
泣いて、泣いて、たまるかよ
通せんぼ


11歳になったばかりの冬の日、親代わりに育ててくれた祖母が逝った。
葬式で僕は拳を握り締め、決して泣かなかった。
そんな僕に大人達は「可愛げが無い」と眉を顰めた。

(これからは独りで生きていくんだ。
今日から僕は大人だ。大人は泣いちゃいけないんだ)

僕は泣かない子供になった。


歳月が過ぎ、、、
大人になった今、僕は何故かとても泣き虫になっていた。

(我ながら随分とヤワになったもんだ、、、)

そんな僕を見て、あの頃の僕が笑った。

「それで良いんだよ。泣きたい時には泣けば良い。人は、心は、自由なんだよ」

(ああ、、、そうだったよな、、、)

僕は、また泣いた。


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巷で話題の「診断メーカー」というもので自分の名前を診断したら、、、

「『大人は泣かないものだと思っていた』で始まり、『あの頃の僕が笑っていた』で終わる物語を420字で書いて下さい」

と出たので、、、無謀にも、生まれて初めて書いてみました(汗)
正直かなり文字数が超過してしまいました、、、すみません(汗)

お察しの通り、「僕」は私です。
いろいろな経験をし、、、多くの人々の優しさに触れて、、、今では、とても涙脆い人間になりました、、、。

人は「一人」でも、決して「独り」じゃない、、、
本当に、、、いろいろ、、、いろいろ感謝なのです、、、。

感謝を込め、、、Happy Birthday to me.

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【追伸】

読んで下さった方へ

駄文を最後まで読んで下さり、本当に有り難うございました。

年齢性別に関係無く、泣きたい時には思い切り泣けば良い、、、
涙は心に溜まった物を洗い流して、魂を護ってくれるような気がします。

ままならない事の方が多いのが人生なのかもしれませんが、、、
せめて誰もが心だけは自由でいて欲しい、、、
そう願って止みません。

どうか貴方と貴方の大切な方々の心が、いつも自由でありますように。

愛を込めて☆

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12月4日の誕生花は白山茶花。花言葉は「純粋な愛」

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