文様も把手も人面も、長野の宝はここにもありますー長野県立歴史館[JOMOSEUM]
長野県には県立の博物館とは別に歴史館があります。県立歴史館は1988年に「埋蔵文化財、重要な史資料の展示、保存、研究」のための施設として誕生しました。
その名の通り展示は歴史に特化していて、1フロアが原始から近代まで5つに分けられ、原始に旧石器と縄文の展示があります。長野県といえば、国宝の土偶が2つも出ている地なので縄文の遺物は豊富にあります。
目を引くものがいろいろあるので、いくつか紹介したいと思います。まずは土器。前期・東御市出土の見事な文様。
中期・小諸市出土の見事な把手。
顔面付き注口土器、こちらも小諸市。展示は複製でした。
土偶は目玉はこちらのようです。下に並んでいるのも安曇野市の同じ遺跡から出土したものらしく、仮面のもの小型のものなど色々なバリエーションがあります。
そして、面白かったのは弥生にも縄文的なものがかなりあって、黥面の人面付土器片など、稲作が入ってきても縄文の文化が残っていたことを想像させます。
前回訪れたときは収蔵品展が行われていて、まさに名品という土器が展示されていました。
かなりいいものがたくさんあるようです。常設展の展示替えもありそうですし、企画展もいいものをやるので(「国宝土偶展」が開催されていたのも記憶に新しいところ)何度も足を運んでいい博物館だと思います。
長野県立歴史館(HP)
住所:千曲市大字屋代260-6
開館時間:9時~17時(12月から2月は16時まで、月曜、休日の翌日、年末年始休館)
入館料:300円
撮影:可
アクセス:屋代駅または屋代高校前駅から徒歩約25分
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