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国宝土偶だけじゃない!縄文ロマンに溢れる茅野の魅力ー茅野市尖石縄文考古館[JOMOSEUM]

長野県茅野市からは国宝の土偶が2つ出土していますが、その両方があるのが尖石縄文考古館です。考古館自体も尖石遺跡という遺跡公園にありますが、国宝土偶を始め茅野市のいろいろな遺物が揃っています。

国宝土偶のひとつ「縄文のビーナス」は棚畑遺跡から出土した縄文中期の土偶です。(普段なかなか見ない角度から)

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もう一つの「仮面の女神」は中ッ原遺跡から出土した縄文後期の土偶です。

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この2つの遺跡(と尖石遺跡)は数キロしか離れていないかなり近くにある遺跡、この近い距離で異なる時代から出た2つの見事な土偶は縄文文化の変遷を考える上で非常に有用な資料になると思います。まあ、見て味わうだけで十分でもあるんですが。

国宝土偶だけでなく考古館にはさまざまな素晴らしい遺物があります。中でも感銘を受けたのが仮面の女神と一緒に国宝指定されている浅鉢形土器たち。縁の飾りが4単位だったり5単位だったりするのですが、その装飾が緻密で本当に素晴らしいです。

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国宝以外の土偶もいろいろあり、かなりの数の土偶が作られていたこともわかります。

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土器も枚挙にいとまがないくらい素晴らしいものがたくさんあります。

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なぜここに長い期間に渡って優れた文化を持つ人達が暮らしていたのか。暮らしやすかったのはもちろんでしょうが、人々の交流点だったなどいろいろな理由がありそうです。まさに縄文のロマンを感じられる場所、それを感じられる考古館です。

茅野市尖石縄文考古館HP
住所:長野県茅野市豊平4734-132
開館時間:9時~17時(月曜、休日の翌日、年末年始休館)
入館料:500円
撮影:可
アクセス:茅野駅からバス(1日3-6本、アルピコ交通メルヘン街道バスなど)で20分、尖石縄文考古館前からすぐ。

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