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たっぷりの土器と土偶に木製品も、泥炭層の魅力が詰まった埼玉県立歴史と民俗の博物館[JOMOSEUM]

縄文時代は海に面していて、かなりの数の人が住んでいたと思われる埼玉県には、縄文時代の遺跡も多く、遺物もたくさん出ています。その埼玉県の県立の博物館の一つが歴史と民俗の博物館、大宮公園の中にあります。

県立博物館なだけにかなり大きく、1室が旧石器から弥生時代に当てられています。縄文の遺物も、大きな丸木舟から土偶、土器、石器、木製品までかなり充実しています。

まず目を引くのは、この博物館のすぐ近くにあるという寿能泥炭層遺跡から出たという丸木舟や木製品、これだけの木製品がまとまって出た遺跡というのはなかなかありません。写真は漆が塗られていたという飾り弓のもの(複製)。

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土偶も、小さいものが多いですがかなりの数が展示されていて、埼玉といえばのみみずく土偶をはじめ様々な形の土偶を見ることができます。

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土面、石棒、耳飾り、漆塗りの土器、編み物などを見たら、土器コーナーへ。こちらには圧倒的とも行って良い数があります。40点ほどでしょうか。関山式や黒磯式のオーソドックスなものから、注口土器や変わった形のものまでほぼ完全な形のものが多く展示されていてつい時間を忘れてしまいます。

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かなりのボリュームがあり、企画展をやっていることもあるので、ぜひたっぷり時間を取って見に行ってください。

埼玉県立歴史と民俗の博物館HP
住所:さいたま市大宮区高鼻町4-219
開館時間:9時~16時30分(月曜休館)
入館料:300円
撮影:可(一部撮影禁止)
アクセス:大宮公園駅から徒歩5分

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