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【GT7】ゲームシステム全般に対する不満な点を挙げてみる

こんにちは、ブラボーです。

グランツーリスモ7が発売してから2年強、現在に至るまで継続的にプレイしていますが一ユーザーから見て不満に感じる点が幾つかあります。

少し前の記事ではGT7を大雑把に振り返ってみたりアップデートの内容や方針についても書きましたが、今回はGT7のゲームシステムに対する不満点や考えを整理してみます。

◆車の入手性について

大人気、でも常時調達出来ない90年代国産スポーツカー

GT7に対する不満な点として、「車の入手性の悪さ」とそれに伴う弊害が挙げられます。GT7を遊んでいる方はご存知だと思いますが、2000年以前の車種は常時販売されておらず毎日数台ずつラインナップが変わっています。つまりいくらゲーム内クレジットを持っていても欲しいタイミングで買えない車種が多々あり、全車種ブランドセントラルで常時販売してほしいという話になります。

全車種が常時販売されていない弊害として特に深刻なのが、ロビーで遊ぶ際に自分は持っていてもフレンドや他参加者が必要な車を調達できず、断念或いは妥協せざるを得ない場面が珍しくない点です。加えて数か月に1度など偶に遊ぶプレイヤーがカムバックした際、アップデートで追加された旧年式の車種にいつまで経っても触れず終いというケースもあります。

日々安定してプレイ時間を確保できないプレイヤーにとって★4以上のチケットからでしか入手できない招待状のシステムも相性最悪で、招待状が必要な車種はどれも高価で特殊な車種が揃っていますが、アップデートによって追加された類似の車種は普通に常時販売されている事からアップデートで存在意義が形骸化していると言えます。

折角継続的なアップデートによって発売後もプレイヤーに長く遊んでもらおうという施策を取っているのに、いざゲームへカムバックしてもゲームシステムの都合でアップデート内容を十分に触れる事が難しい状況を生んでしまっているのは、一プレイヤーとして非常にもどかしく、惜しいと感じます。

プレイスタイルにも因りますがガレージ管理にも影響があります。お気に入りの車種をボディカラー別に買い揃えてみたり、ノーマル個体に加え目的別に作り分けて同車種を複数台保有する事は日常茶飯事だと思いますが、そこへ次いつ入手できるか分からない旧年式の車種を念のために買い溜めたりすると、知らぬ間に1000台の上限付近に達してしまいます。

GT7の車の入手性が煩雑なのは車の希少性や中古車の一期一会な部分を再現したカーライフ的な要素であると解釈でき、過去作では特定のレース攻略でしか入手できない車種もありましたが、過去作と比べ現在はより多くの車を調達・制作して遊ぶ為の利便性が求められている事から、開発側の意図とユーザーのニーズに食い違いが生じている部分と言えそうです。

◆マルチプレイロビー機能について

新作が出る度に進化している箇所や新要素は確かに存在しますが、GT7のロビー機能を見ているとシリーズに初めてロビー機能が実装されたGT5辺りと比較してもやや目新しさを欠く印象があります。ロビーでのオンラインレースをよく楽しむ身として個人的な願望を多分に含みますが、ロビーの機能をより充実させてほしいと常々考えています。

まず第一にGT7のカーライフ的な演出やコレクション性といった要素を保ったまま、オンラインマルチプレイ時の不都合を解消する手段として「レンタル」機能が挙げられます。スポーツモード同様にロビーホストの指定車種や指定カテゴリ車種をロビー内でレンタルできるようになれば、プレイヤーのゲーム進捗に関係なく足並み揃えて遊ぶ事ができます。

そこに使用車種のシャッフル機能も加わればシャッフルレースを楽しめるなど遊びの幅も広げられるでしょう。ニッチな機能になりますがドラッグレースやドリフトトライアル、チーム戦機能やドライバー交代機能、ポイントランキング集計機能等もあればユーザー主催イベントなどで活用でき、総じてオンラインレースが盛り上がる一助になるでしょう。

ロビーの機能の話から若干逸脱しますが、GT7のロビーでは時間帯や天候を自由に設定でき、時間経過速度も調整できます。ところがコース内時間が24時間設定されているコースを除くと日没後はコース内の照明が一切点灯せず、営業終了後の様な暗さに。グランドスタンドには観客が大勢居るのに照明が一切灯っていない様子は結構不気味です。こわい・・・。

初期GT7のロビーがあまりにも酷かった事を思えば、普通に遊べるところまで軌道修正してくれた開発スタッフの方々には既に感謝してもしきれません。ただ前述の通りロビーが旧態依然としているのは事実であり、GT7の将来的なアップデート或いは次回作でマルチプレイロビーがより強力・洗練されたものにしていって欲しいと切に願っています。

◆他UIや細々とした部分

ボンネットビューにミラーが無いのは、高いカメラ位置のまま後方を映すと違和感があるから?

他細々とした不満になりますが、まずGTSPORTからGT7への移行で驚いた部分として、オフラインのタイムトライアルでBoPを適用した走行ができなくなっている点があります。

現状BoPを正式に適用した状態で任意のコースを練習したい場合、その都度ロビーを建てる他なくロビーでのプラクティス走行では必ずアウトラップを走る必要がある等、リトライ性が悪い上にリプレイも保存できない為、GTSと比べて明確に不便に感じる部分です。

加えてBoPの調整内容が公式から発表されなくなり、プレイヤーは外部サイトを確認するか自身で調べるしかBoPの調整内容を知りえない状況です。実際に調整しているか定かではありませんが、挙動面も含め公式で詳報があるとプレイヤー的にも助かります。

UIについて言えば、デザインについてよく知らないド素人からすると1つ1つの場面は視認性が良く洗練されてる印象を受けますが、過去作をオマージュしていると思われるマップ風ホーム画面はスマートで使いやすいかと言われると少し微妙で、PS5の高速ロードありきで成り立っている様に思います。

走行中に目を向けるとメインビュー(バンパー)について不満はないものの、ボンネットビューになるとバックミラーが消えたりMFDメニューが中央から右下に移動してしまう等ユーザーから見ると不可解な部分があります。VRで遊ぶとリーダーボード表示も強制的に消えてしまい、この辺りは調整可能とまでいかなくとも、幾つかプリセットが欲しい所です。

◆まとめ

不満点・要望をザックリまとめると

・全車種常時販売と招待状廃止
・ロビー内の車両レンタル機能
・他ロビー機能の大幅拡充
・日没後コース内照明の点灯
・オフラインTAでのBoP適用
・BoP及び挙動調整内容の公開
・ボンネット視点にバックミラー

自分でいうのも何ですが開発側の方針や作風に対して結構好意的に見ていて今もGT7を楽しめていますが、こうして書き連ねてみると我慢できなくはないけれどこうして欲しいといった細かい不満や要望は沢山あるのが再確認できました。

全体を見ると資金繰りしながらAI相手のレースを中心に楽しむトラディショナルなプレイスタイルの方も大勢いらっしゃると思いますが、GTS以降オンラインレースを中心に楽しむユーザーが増えているのも事実で、プレイスタイルの違うユーザーから相反する要求が出ているのが現状だと思います。

とはいえ初代からGT7に至るまでナンバリングタイトルはキャリアモード(GTモード)が中核であり、レベル制・アンロック制といったシステムの導入や、GT7においてはカフェという形で少しずつ変化しています。伝統的なシングルプレイの楽しさとオンラインプレイの楽しさを両立・追及したゲームデザインの実現は困難だと思いますが、是非実現してほしい所です。

おしまい

他GT7について個人的に思っている事をまとめた記事です。ご興味があれば是非。

『グランツーリスモ7』発売から2年、ザックリ振り返りつつ改めて評価してみる
https://note.com/gt_bravo/n/n8fbfca5ab8a2

「何故レーシングカー収録に消極的なのか」を考える
https://note.com/gt_bravo/n/ne392c4731c5c

これまで行われたアップデートから分かる事
https://note.com/gt_bravo/n/n815c2d849822


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