【GT7】自身のGTプレイ歴から考える上達手段&初心者と経験者の違い
こんにちは、ブラボーです。
今回は自分自身のグランツーリスモのプレイ歴を振り返りつつ、上達方法についても考えてみます。
◆2つのターニングポイント
自分の初GTはGT2からでライセンスオールブロンズが関の山レベルのヘタクソでしたが、分からないなりに楽しく遊んでいました。簡単なレースでお金を貯めてまずR34 GT-Rを購入、即チューニングしてテストコースのレースをリピート、報酬のプレゼントカーを売却、最終的にみんな大好きエスクードを入手・・・、似たような事をやっていた方、結構いるんじゃないでしょうか。
その後は他のゲームに寄り道しつつ、GT3~GTPSPと発売されたシリーズタイトルは一通りプレイ。悲しいかな周囲に車好きの友達がほぼ居なかったためGTは基本的に一人で遊んでおり、特に向上心も芽生えていませんでした。しかし、延期に延期を重ねたGT5発売以降2つの大きな転換期を迎えます。
1つ目はGT5のオンラインプレイです。当時PSNは無料で利用することができたのと、GT5で初導入となったロビー制のマルチプレイ機能によってオンラインレースが盛んに。そして同じくGTをプレイしている人が集うネット上のコミュニティに巡り合えた事が、自分のGTの遊び方に大きな変化をもたらします。
特に衝撃を受けたのが周囲のレベルの高さで、全くと言ってよいほど勝てませんでした。ライセンスをオールブロンズで済ませてきたヘタクソが付いていけないのは当然なのですが、なんでこんなに速いのかと不思議で仕方なかったです。それからGTをやらなかった時期も挟みつつもコミュニティで知り合った一部メンバーとは今でも交友が続いており、良い仲間と出会えたなと思っています。
2つ目の転換期はステアリングコントローラー(ハンコン)導入です。当時購入したのはスラストマスターのT500RSで、GT5からGTSPORT末期に至るまで10年近く大変お世話になりました。使い込むにつれガタが出て修理に出したり騙し騙し使っていましたが、買ってよかったと改めて実感しています。
ハンコンを導入してからは慣熟も兼ねて未達だったライセンスのオールゴールドに挑戦しなんとか達成、その後はフレンドに教えを請いつつ様々なコースを走り込んで基本操作を習得。フレンド以外とのオンラインレースにも挑戦する様になり、そこからはPP制市販車レースなどロビーレースに明け暮れる日々を過ごしていました。
他にも難コースのニュル北はGT6のシーズナルイベントTA等で覚え、GTS時代に移るとデイリーレースの予選TAやユーザーイベントに向けた猛練習でひたすら走りこんだ後、あまりの高難易度に一度は攻略を諦めたDLC「ルイス・ハミルトン タイムトライアルチャレンジ」のオールダイヤモンド攻略もやり遂げ、良い思い出となっています。
◆初心者と経験者の最も大きな違い
最近は一緒に遊ぶフレンドの初心者さんにアドバイスをすることもありますが、同時に効果的なアドバイスとは何なのかが悩みの種となっています。自分がやってきた様にがむしゃらに走り込めと突き放すのは「金が欲しいなら働け」程度の雑な物言いでしかなく、実行するにしてもモチベーションの維持が難しく時間も掛かるでしょう。
そこで具体的に初心者の方と経験者の操作の何が違うのか、的確に要点を伝えられれば必要な練習も自ずと見えてきて上達のスピードアップに繋がると思案しました。結論として初心者と経験者の間で恐らく最も差が大きく、優先して覚えるべきだと気付いたのが「ブレーキの使い方」です。
前述のハミルトンのタイムトライアルで用意されていたハミルトンのリプレイを当時食い入るように見ていましたが、自分の走りと見比べてブレーキの使い方、アンダーの抑え方が特に印象的でした。ブレーキング開始からターンインする際、丁寧にブレーキを緩めながらインクリップに付き、そこからコース幅めいっぱい使いコーナーのアウト側目掛けて加速する...素晴らしい手本だと思います。
勿論アウトインアウトなど基本的なライン取りの考え方や、道幅をしっかり使い切る、綺麗に走る、目線の送り方...これらのアドバイスも大いに有用だと思いますが、それらを実行するにはまず適切なブレーキ操作が必要になります。従って初心者さんが上達を目指すにあたり意識すべきポイントと順序は以下の通りになると思います。
①ブレーキングポイント
②ブレーキのリリース
③ステアリングを切る量とタイミング
④各コーナーのイン・アウトクリップ
一気にブレーキをオフにするのではなくコーナーの線形に合わせて段階的もしくは緩やかに戻していく操作ができるようになると、アンダーステアを抑制しつつスムーズなコーナー進入につながり、目標の位置へ車を運びやすくなります。そして練習場所ですが市販車なら筑波サーキット、Gr.3マシンなら鈴鹿サーキットの1コーナー、ヘアピン、シケイン等で練習するのが良さそうです。
他にもフルブレーキングではなく1~5割踏んで通過するラインを調節したりブレーキの使い方は多岐にわたりますが、いきなり全てやろうとするのは難しいので、まず最初はコーナー進入時のブレーキの抜き方だけ意識して取り組めば大丈夫だと思います。
こうしてブレーキの重要性について書き出してみると、シリーズ全作のライセンスで必ず最初に「発進と停止」をやらせるのは「まずはブレーキングを覚えてほしい」という開発側からのメッセージの様に感じられますね。
◆まとめ
3行にまとめると
・まずブレーキングポイントを覚える
・ブレーキを抜き方を意識してみる
・競う相手を見つけよう
真っ新な状態から今GT7をはじめて上達を目指すのであれば、ライセンス等で基本操作を身に着け、それから各コースのブレーキングポイント、ブレーキの使い方を覚えていくのがスムーズな流れと言えます。ただこれは上達のことだけ考えた流れなので、最初は好きなように進めて、後から取り組み始めるでも全然良いと思います。
ハンコンの導入の是非については、自分と同じくハンコンの導入で楽しさが増し上達のキッカケになり得るものの、ハンコンを使い始めた途端無条件に速くなったり有利になったりするわけではない上、必要な初期投資も大きいです。やはり最初はパッドで遊んでみて、そこから導入を検討するのが無難でしょう。
言うまでもありませんが上達すればするほど出来ることが増え、色んな遊び方が楽しめるゲームだと思います。この記事がこれからGT7を遊ぼうと思っている方や、すでに遊んでいる初心者さんにとって少しでもお役に立てれば幸いです。
おしまい
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