【GT7】ラップタイムチャレンジ ル・マン Gr.1 で目指せゴールドタイム!
こんにちは、ブラボーです。
11/7(木)から開始したラップタイムチャレンジの新しいお題「ル・マン 24時間 レーシングサーキット Gr.1」ですが、皆さんは挑戦されましたか?
昨年6月にもほぼ同じレギュレーションのタイムアタックがありましたが、今回は使用車種に制限が入り80年代に活躍したグループCカテゴリのレーシングカーのみ使う事ができます。また今年7月の挙動調整の影響を受けて、昨年よりも出せるラップタイムは4秒程遅くなっているなどの変化が見られます。
11/13現在トップのプレイヤーが3'22.8とズバ抜けて速い為+3%のゴールドの基準タイムはやや厳しく、漠然と走っていると基準タイム到達もままならない状態です。自分もアタックしましたが最初に記録したタイムは3'30~29秒止まりで、このままでは流石に不味い思い走り込みを開始。
段階的にタイムを削って行き、3'25.8とトップから約+1.5%のタイムを記録する事ができました。従来のTAでも概ね1%半ばに入っていれば自分の実力通りの所まで来れている印象なので一安心...していたのですがSNS上の反応を見ていると、手こずっている方が多い様子。
そこで少しでもより多くの方のゴールド獲得の助けとなればと思い、自分がアタックした際に意識していたポイントをまとめて記載しておきます。
自分がアタックした際のビデオクリップも公開しますので、当noteと合わせてご覧ください。
◆車の特性に合わせる
まず最初にタイムを出す上で重要だと感じたポイントを3つ挙げます。
①スローイン・ファーストアウトを心がける
②通常と異なるギア選択を覚える
③シフトアップは可能な限り高い速度で
この3つです。今回使う車種は扱い辛く、車の特性に合わせた走らせ方を頭に入れておいた方が良いです。
1つ目は通常速く走ろうと思った際にブレーキングポイントを詰めたり無理をしがちですが、今回使える車種の旋回性能はあまり良いとは言えません。従ってスローイン・ファーストアウトのセオリーに沿う必要があります。ブレーキングで無理をするよりもまずは確実に減速を済ませてスムーズにターンインを行い、速やかに立ち上がる事を強く意識した方がタイムを削りやすい印象です。
2つ目はギア選択についてです。使用する車種はシフトラグが大きく、何も考えず走らせていると変速の度に失速しコンマ1前後のロスが生じます。これの対策として強烈なパワーとトルクがある事を利用し、敢えて1段高いギアを使って脱出していきます。一見本当に速いの?と思われるかもしれませんが1つ目で述べた走り方と相性が良く、加速中に失速する回数を減せる事からかなり効果的です。
3つ目もギアに関わる話ですが、これもギア選択程では無いもののジワジワとラップタイムに効いてきます。回転数より速度で管理した方が良く、2速170km/h前後、3速244km/h前後、4速312km/h前後といった具合です。バンピーな路面を走る関係でジャストタイミングでのシフトアップが地味に難しく、通過しているセクションによってはタイミングが前後します。(特に4速)
◆各セクション毎のポイント
①スタート~コントロールライン
ホームストレートへの脱出速度を稼ぐ為、スタート直後1つ目のシケインはアウト・イン・インで抜けます。尚スタート表示と同時にステアリングを切り込む位でないとレコードラインをトレースできません。2つ目のシケインは車体半分程度縁石をカットする様に通過しつつ、右へ切り返す直前に3速へ入れて立ち上がります。2つ目のシケインのボトムスピードは大体100km/h強、コントロールライン到達で200km/h前後まで出ていればOKです。
②ダンロップシケイン~テルトルルージュ
最初の緩い右コーナーでは直後に進入するシケインをしっかりアウト側から進入できる様、可能な限り真っすぐブレーキング行い態勢を整えます。ダンロップシケインでは右への切り返しで最大限脱出速度を高める為、縁石から車体が半分強はみ出るラインを徹底。右へ切り返すタイミングで3速に入れつつ、ハーフ~9割程度でスロットルをコントロール、上手くトラクションを掛けて脱出します。
ダンロップのアーチを抜けて進入するエセス(S字コーナー)からテルトルルージュまでは連続してコーナーが続きます。1つのミスが後のコーナーでのロスとして波及し易く、タイムに大きく影響するので注意が必要です。まず下り勾配から入る最初の右コーナーはインクリップが見辛いですが、大体アウト側縁石が画面から見切れたあたりからインクリップへ向かうと丁度良いと思います。
続く左は右側に4つ並ぶパイロンの脇へ車をしっかり寄せ、パイロンを通過し終えた瞬間にブレーキング。しっかり速度を落として確実にイン側縁石へ車を寄せます。この時縁石に乗ってもよいのですが、完全に縁石の真上に乗せると車の姿勢を乱しやすい為、載せても半分程度に留めます。縁石の半分程度まで来たら、そこから直線的なラインを取ってアクセル全開で通過していきます。
テルトルルージュは横長の青看板を通過後最初に見える「コース上にまで伸びる木の影」を目印に手前当たりでブレーキング。ラインを目一杯大きく取って脱出します。この時3速に落としますが、インクリップに付く辺りで先に4速へシフトアップしユノディエールへ入っていきます。ここでの脱出もタイムへ大きく影響しますが白線からの4脱でタイムが即抹消となる為、注意が必要です。
ゴールドを狙うのであればこの地点のセクター計測で31秒前半辺りが出ていれば大丈夫でしょう。
③ユノディエール~ミュルザンヌ
ユノディエール上にある2つのシケインは進入して1つ目のコーナーに対して確実にインクリップへ付き、切り返すタイミングで全開で脱出できるかが非常に重要です。ブレーキングポイントの目安はコース両脇に立つ距離看板で、1つ目のシケインは200m看板と100m看板の中間辺り、2つ目は100mのやや手前辺りになります。インクリップの付き方ですが、どちらも縁石から車体半分はみ出る程度が丁度良いです。
脱出時にやらかしがちなのですが各シケインのトラックリミットは縁石と白線であり、縁石の無い部分で白線からはみ出てしまうと即タイム抹消となってしまいます。基本的にどちらのシケインも切り返しはシフトダウンでのエンジンブレーキも活用しつつ、確実に止めて小さくまとめた方が脱出もし易い印象です。
ユノディエール終わりにある低速右コーナー・ミュルザンヌは手前の極めて緩い右コーナーのイン側を掠める様に入り、縁石の始まりを目安ブレーキング。次の低速右コーナー進入に備え車をアウト側へ寄せます。アウト側の白線から外側は傾斜が付いており、ここへタイヤを落としてしまうと車を曲げ辛くなってしまうため注意が必要です。低速右コーナー自体はセオリー通りアウト・イン・アウトで通過しましょう。
動画ではややインクリップに付き切れていませんが、イン側縁石にしっかり乗せつつ通過するのが理想となります。ミュルザンヌの脱出は2速で立ち上がり、可能な限りホイールスピンをさせないよう8~9割スロットルで車を引っ張りつつ、速度が乗ってきたタイミングで全開にしましょう。ミュルザンヌ脱出直後のセクター計測で1'57前半以内が出ていればOKです。
④インディアナポリス~コルベットコーナー
インディアナポリスは左の直角コーナーの前に緩い右コーナーが控えており、やや難度の高いコーナーです。緩い右コーナーはアウト・イン・インで通過し、直角左コーナーをアウト・イン・アウトで抜けられるのがベストとなります。
まずは目いっぱいアウト側に車を寄せておきターンイン。イン側へ寄せたら縁石の始まり~中間辺りからブレーキング。直角コーナー自体はアウト・イン・アウトで抜ければ良いので、手前の高速右コーナーの感触を自分の中で培っておくと安心です。続く右直角コーナーのアルナージュはコース左側にある白線が実線から破線に変わる部分を過ぎた辺りでブレーキング。脱出はミュルザンヌと同じく2速を使います。
ポルシェコーナーからコルベットコーナー(+メゾン・ブランシュ)まで続く連続高速コーナー群はエセス~テルトルルージュと同様、手前のコーナーの出来が後のコーナーに影響を及ぼす区間となります。独特のリズム感がある為とにかく走って慣れるしか無いのですが、ここもやはりしゃかりきにボトムスピードを上げようとするよりも、丁寧にラインをトレースして脱出速度を高める方が走りやすくタイムも出る印象です。
まずポルシェコーナーの進入ですが、コース両脇にあるグッドイヤーの看板の手前側1枚目の目安にブレーキング。イン側についたらそのまま縁石をなぞり、次の左コーナー(ポン)へ全開で入っていきます。壁際まで寄せたらスロットルを若干緩めつつ弱ブレーキでカーティング・コーナーへ。すぐさま3速に落とし、インベタのラインを取ります。
カーティングコーナーでしっかりインベタのラインを取る事でコルベットコーナーをアウト・イン・アウトで抜ける事ができます。コルベットコーナーはコース右側の赤色のRMC看板・奥から2枚目のやや手前からターンイン。弱ブレーキも入れつつ縁石から車体半分はみ出す程度、或るいは黄色いロードバンプに車体を乗せるラインでインクリップに付き、縁石を通過し終える手前から全開で立ち上がります。
コルベットコーナー脱出はアンダーが出やすく、勢い任せで行くとトラックリミットを超過し易い為特に注意が必要です。
⑤フォードシケイン~コントロールライン
長かったコースも最終盤に入っていきます。フォードシケインはピットロードの破線を踏むところまでアウト側へ寄せブレーキング。縁石の始まりからターンインを行い、黄色いロードバンプも踏む勢いで飛び込みましょう。右への切り替えしでは可能な限りコース右側、最悪でも中央に踏みとどまりましょう。
そこからしっかり速度を落としつつ、2つ目のシケインを通過。スタートと異なりコントロールラインへの到達速度を重視し2速で脱出、めでたく1周となります。
◆まとめ
コースが長く持続的な集中力が要るのと、各コーナー脱出時の処理で差が付きやすくタイム向上の鍵を握ると言えます。残念ながら自分のタイムでもトップから3秒落ちとなってしますが、最低限コースの攻略に必要な要点は抑えられている筈なので悩める方の参考になればと思います。
またラップタイムチャレンジ以外でも同コースを走る際にも役立ち決して無駄になりません。ラップタイムチャレンジを機にル・マンの走り方を覚えるのも良いのではないでしょうか。
おしまい
◆参考・出典・引用
ラップタイムチャレンジ スポーツモード - グランツーリスモ・ドットコムhttps://www.gran-turismo.com/jp/gt7/sportmode/event/10995/