【雑記】宮崎は心をざわつかせるのだ
唐突ではあるが宮崎の方言は青森の方言と似ているという話をたまに聞く事がある。これは青森の人間にとっても興味深い。
最近この話題を振ってくれたのは、宮崎出身でお笑いコンビ蛙亭のイワクラさん。TV番組の「秘密のケンミンショー」に出演して津軽弁特集の中でこんなコメントをしたのを見た。
「王林さんをテレビで観た時に最初、宮崎の人かと思った」
王林とは、もちろんバラエティ番組でお馴染みのこの方。
青森のアイドルグループRINGOMUSUME(りんご娘)のリーダーだ。
イワクラさんは宮崎弁、王林ちゃんは津軽弁を話す。
まあ、確かに訛りが似ているような気もしないではない。おそらく、標準語圏の人からすれば似たような訛りに聞こえるのだろう。
青森県在住の自分からすれば微妙に違うけど雰囲気が似ているなとは思う。
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ところで、宮崎の話題となると思い出す人がいる。実は初めてできた彼女が宮崎の人だった。だから宮崎訛りも、ある時期にはすぐ身近に在ったのだ。
今回もまた元カノの話になってしまった。ほんとバカですね。
そして、またかとお思いでしょうがネタばらししてしまうと、この中に書いた留美がその元カノなのだった。もちろん若干、脚色はしてますが。
宮崎弁を教えてもらったりもした。
「よだき~」っていうのが「疲れた」とか「めんどくさい」の意味らしかった。
田舎の人間ほど車移動が主になるので歩かない傾向にある。
青森と宮崎で育った僕らは、だから何かと「疲れた~」とか「よだき~」とか呟いていたように思う。
東京でデートするのは意外とたくさん歩く事になるからだ。
近頃よくイワクラさんをテレビで観るが、その時に思う事がある。宮崎の言葉はもちろんだが髪型とか顔も不思議と留美とイメージが重なるものを感じてしまうのだ。だからぼんやりと懐かしい気持ちになって見入ってしまう。
大学の同期だった留美は、それぞれ別の恋人ができた後も普通に話す仲だった。新しい彼氏の愚痴を言いに自分の部屋に来たりもした。妙な関係だった。ほんのちょっとした事で何かが変わったのかも知れない。
卒業後、留美は宮崎に帰ってしまって、そこから次第に関係も薄れて行った。
いつか、その頃を振り返って語り合ったりする日があるだろうか……ないだろうな。ぼんやりとそういう場面を妄想してみた。バカですね。
「男は最初の男になりたがり、女は最後の女になりたがる」か……ふん。
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では、この曲を聴きながらお別れです。
ちょっと別格で大好きな曲。
あれもこれも「それもきっとしあわせ」だった事はいろいろある。
それでも、やっぱりそうはしなかったって事なんだよね。
※曲だけのFullバージョンはこちらから。
では、また。