785段の階段を登らないと参られない?!香川県・金刀比羅宮総本宮(こんぴらさん)を位置情報データから分析してみた~奥社まで上りつめる猛者のペルソナは?~
こんにちは。アライアンスビジネス営業部の菊地です。
私事ですが、先月から四国八十八か所巡りを開始し、連休は四国へ飛んで、お寺をめぐっております。
今年は閏(うるう)年。
なので逆打ち(88あるお寺の番号を反対側からめぐっていくこと)の年となります。
現在、夫とともに反対側から八十八か所を巡っています。
(ご利益が倍になるらしいとのこと)
四国八十八か所巡りって何?と思われる方はこちらから
(皆様を同じ沼にお招きします。。。)
ちょうど今回の巡り先が香川県だったこともあり、観光がてら金刀比羅宮にもお参りしてきました。
以降は親しみを込めて「こんぴらさん」と呼びます。
こんぴらさんは西日本の有名な観光スポット、
なんと本宮に行くまでに上る階段は785段!!
(実際は786段らしいですが、語呂(な・や・む)がよくないとのことで、公式は一段引いているそうです)
上る直前の道の脇にはたくさんの杖レンタルが、1本100円で貸し出されています。(私は迷わずにお借りしました。)
そしてこれからの階段が大変なのは火を見るよりも明らか!!
にも拘わらず、表参道には多くの人が、、
これは
KDDI Location Analyzer(※)で分析してみたいぞ!!
ということで、
今回のブログは「785段の階段を登らないと参れない?!金刀比羅宮を分析してみた」と題しまして、KLAを利用してどんな人が?何処からきている?を分析していきます。
※当社とKDDI株式会社が共同開発・共同提供しているGPS位置情報分析システム
どんな人が来ているの?
調査条件について
まずはどんな年代の人がこんぴらさんに訪れているのか、
直近1年間の来訪者属性を見てみましょう。
<集計条件>
データ期間 2023年3月24日~2024年3月23日(1年間)
時間帯 6:00~18:00 (境内開門時間)
来訪日数 1日以上~1日以下
滞在時間 15分以上~300分以下
※こんぴらさんに仕事で来ている人をできるだけ除外するため
月に1日しか来ていない=観光メインと定義
<集計対象地域の設定> フリーハンドで楽々指定
集計条件を設定したら、すぐに集計開始!! 結果は?
どの年代も男女比が同じくらいで、夫婦や家族等で訪れているのかな?と仮定してみることもできますね。
実際、ご夫婦や、小学生・中学生くらいのお子さんをつれた家族や(恐らく)お孫さんとおじいさん・おばあさんの組み合わせも多くいらっしゃったので、結果には納得がいきます。
年代別では30代が少し他の年代と比べると少ない傾向にあります。
お子さんが小さくてのぼるのは大変だからでしょうか。
そう考えると40代以上が増えている傾向になるのはなるほどなぁ、
と個人的に腑に落ちました。
何処から来ているの?
ではでは、たくさんの年代から愛されるこんぴらさんですが、
どこから来ているのかも気になりますよね。
都道府県ランキングにしてみました。
やはり地元の香川県が1位となりましたが、近場の大阪府や兵庫・岡山県も多い結果となりました。
西日本が上位を占める中、さすが人口1位の東京都もランクイン。
ちなみに、1年間で集計をかけると全都道府県から人が来ており、
遠くから来る人も多い、愛されている土地なんだなと感じます。
と、こんぴらさんの本宮と表参道の分析をしてみましたが、
実は、こんぴらさんにはさらに500段以上登らないとたどり着けない
金刀比羅宮奥社が存在します。
すでに700段ものぼった後の息絶え絶えの体に更にドーンと負荷をかけることができます(笑)。
てっぺん(奥社)まで行った猛者の割合は?
こうなってくると奥社まで向かう猛者達にも興味が沸きますよね。
ちょっとさらに調べてみました。
<集計対象地域の設定>
KLAではA地点とB地点を利用した人=「併用者」
を分析することが可能です。
その機能を使って、
金刀比羅宮に来ている人の内奥社まで行った人の割合を出してみました。
このような結果になりました!!
奥社まで行く方々の年代も見てみましょう。
こんぴらさん本宮までと比べるとご年配の方が
ぐっと減っているのがわかりますね。
また、男性の割合が少し高くなっていることもわかります。
私と同じように夫だけ登っていくなんてパターンがあるのかなと思います。
最後に
本宮にお参りした後は表参道にある甘味で癒されます。
※うどんソフトについてはノーコメント(笑) ご自分でお試しあれ!!
※おいりとは琴平地方の結婚時に利用されるお菓子。とても優しいお味で心も体も癒されます。
今回は私が実際に訪れた、こんぴらさんを題材にしてみました。いかがでしたでしょうか。
このように観光地に訪れている人がどんな人がいるのか、
また、どこから多く来ているのかを簡単に調査できるのが
KDDI Location Analyzer です。
KDDI Location Analyzerのデータは人がどこにいたのか、
その人はどんな性年代の人なのかまで分かるため、
広告・販促、はたまた土地開発にまで活用が可能となっております。
弊社のブログでは実際のユーザー様へのインタビューも掲載しております。
様々な企業様の活用方法についても是非、ご参照ください。
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<執筆者プロフィール>
菊地 菜緒(きくち なお 1994年生まれ)
大学時代は留学生たちと関西の観光地めぐりに明け暮れていた。「水曜どうでしょう」好きの夫と共に日本国内を旅行。すでに2022年に四国八十八か所巡りは達成済み。
夫から四国八十八か所巡りの逆打ちを誘われ、現在小分けにして四国を訪問中。現在65番 23寺を制覇
今回の分析は、GPS位置情報分析ツールKDDI Location Analyzerを使って調べてみました。
ご活用ご検討いただける企業様、自治体様、研究機関様など、ぜひお試しいただけますと幸いです。
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