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【開催報告】「WASEDA QUEER PARADES OF REMEMBRANCE 追悼」(2024/11/25,27,12/2,4)

こんにちは、学生スタッフの てい です!

WASEDA LGBTQ+ ALLY WEEKS 2024の一環として行われたパレード「WASEDA QUEER PARADES OF REMEMBRANCE 追悼」の開催報告です。
学スタの てい と あき が担当でした。

一昨年、昨年に引き続き今年も所沢・戸山・西早稲田・早稲田の4キャンパスでパレードを行いました!
が、今年はこれまでと大きくテーマを変え、少し違った雰囲気でのパレードになったと思います。

今年のテーマは「追悼」。毎年11月20日が「トランスジェンダー追悼の日」、12月1日が「世界エイズデー」であることをご存知の方も多いのではないでしょうか?パレード開催日程と日付の近いこの2つの記念日にインスピレーションを受け、キャンパス内で「追悼」の意を表するアクションを行うことは重要なのではないかと考えて企画しました。

以下は概要文です。
※「マイノリティ」という言葉は、「社会が想定する標準的な人の像に合致しないことを理由に社会から構造的に排除される人」という意味で使用しています。

「マイノリティ」は、いつもいないことにされてきた。亡くなった人たちに対してはなおさらその暴力が働いているのではないだろうか。「追悼」をテーマとして、これまで様々な理由で命を落としたクィアな人々が確かにいたことを覚えておくための集いとする。キラキラと虹色に輝くだけではない連帯の在り方を探るパレードとしたい。

企画に携わった私自身、「追悼」するとはどういうことなのだろうか、毎日クィアな人の、「マイノリティ」の、命が絶たれていくこの世界に対してどのような働きかけができるのだろうか、と模索する最中にありました。そこで、パレードに参加してくださるみなさんと一緒に考えたいと思い、パレード開催に先立って、「おしゃべりラウンジ特別版 パレードのプラカードを作ろう! ーWASEDA QUEER PARADES OF REMEMBRANCE 追悼 プレイベントー」を開催することにしました。

このプレイベントでは、参加者のみなさん一人ひとりがパレードで掲げたいプラカードを作ってくださいました。黙々と作業を続けた後で、プラカードに込めた思いを共有する場面では、十人十色の思い・考え・感想が聞かれ、私たちスタッフも大いに示唆を与えられた時間でした。

さて、その一週間後にはいよいよ所沢キャンパスと戸山キャンパスで、二週間後には西早稲田キャンパスと早稲田キャンパスでパレードを行いました。合計で150人近くの学生・教職員・一般の方々が参加してくださいました!
すべてのキャンパスで、キャンパス内を広く一周するようなルートを、シュプレヒコールをしながら、おのおのプラカードを掲げながら、列を作って歩きました。

参加者のみなさんからいただいた感想の一部を抜粋して共有します!

"Really enjoy being together with all of you. I mean, it's really a sense of community, even though it only lasted for 15 minutes."

「昨年と違い自分の作ったプラカードを持って歩いたので、より自分で発信するパレード、と言う感じがしました。」

「現在4年生だが、このようなパレードに初めて参加した。2年生の時は存在を知らず、建物の中から声を聞いていた。3年生の時は勇気が出ず参加しなかった。卒業目前の4年生になって、参加出来てうれしい。最初は怖かったが、一体感を感じることが出来た。」

"It was very empowering marching with fellow queer folks, including faculty and staff, around campus!"

「最初より徐々に列が長くなるのをみて連帯感を感じて感慨深い気持ちになった」

1年に1度、こうやってキャンパス内で集まって、見える(=visible)ようになること、声を上げること、仲間が確かにいることを確認することには、やっぱり意義があると、私自身思えましたし、参加してくださったみなさんからたくさんたくさんエンパワーしていただきました!

参加してくださった方、見守ってくださった方、応援してくださった方々、みなさん本当にありがとうございました!!