「もうすぐ朝だよ」彼に声をかけると眠そうな目を擦り帰り支度を始めた。彼には帰る場所があって、そこはわたしの隣じゃなくて、わたしは彼と朝焼けを見ることはない。彼の背中が薄ら青い色に消えるのを見送ったあと、空を見上げるとそこには太陽があった。まるで嫉妬に燃えるわたしのような太陽が。
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