チェックリスト付き!人事評価イベントにおいてこそ、信頼と期待を伝えよう
みなさん、こんにちは。人事評価イベントまっただなかで、メンバーと膝を突き合わせて話す機会が増えている方も多いのではないでしょうか。せっかく、多くの時間をとっておこなう人事評価イベント、有意義な場にしたいものです。そのために、わたしたちは何ができるでしょうか。
普段仕事をしていると、どうしてもネガティブなフィードバックが多くなってしまう読者の皆さんも多いのではないでしょうか。半期に1回しか人事評価イベント。せっかくの機会ですから、メンバーの皆さんを信頼していることや期待を伝えてみてはいかがでしょうか。そうすることで、よい変化が生まれるかもしれません。
信頼していることを伝えたり、期待をかけたりすることでどのようなメリットがあるのでしょうか。そのヒントが、ピグマリオン効果です。ピグマリオン効果とは、人は周りから期待されると、良い結果を出せるようになる傾向があることを言います。詳しくはこちら。
信頼していることを伝え、期待をかけるだけで、その期待に応えようと頑張ってくれるようになる。こう聞くだけで、メリットしかないですね。さっそく実践に移したいところです。
では、具体的にどのようなに実践に移すのがよいのでしょうか。以下は、相手との信頼を伝えたり、期待をかけたりする際におこなうべきチェックリストです。ぜひ実践してみてください。
・部下のスキルレベルについて信頼していることを、本人に示しているか
・部下の心身の健康を気にかけていることを、本人に示しているか
・部下にポテンシャルがあると思っていることを、本人に示しているか
・部下の仕事に最も影響する物事について、本人に裁量を与えているか
・部下に影響が及ぶ意思決定をする際、本人に参加する機会を与えているか
・部下にチャレンジするよう奨励しているか
チェックリストをみると、単純に信頼していること、期待していることだけが手段ではないことがわかると思います。たとえば、チャレンジを促すという行動は、相手がそのチャレンジを乗り越えられること信用しているから、おこなうのです。このように間接的に、信頼や期待を伝えることも可能です。
いかがでしょうか。HR Techの興隆にともなって、現場の社員のモチベーションをあげるために、アンケートやサーベイをとってモチベーションをおこなうということも増えてきました。ですがその前に、まずは目の前の日々頑張ってくれているメンバーに対して、信頼を伝え、期待をかけてみてはいかがでしょうか。
(執筆者:三木)