グロースボウズ

とあるファンドの事業投資家 ‖ 日米のテクノロジー企業、スタートアップ、米国株・日本株の最新動向を解説しています ‖ Flag of United StatesFlag of Japan ‖ GAFAM/SaaS/EC/D2C/フィンテック/仮想通貨

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激安EC「Wish」は実はとてつもないデータドリブン経営だった。IPO時の目論見書から探る $WISH の強み

12月16日、激安で有名なECサイトの「Wish」を運営するContextLogicがIPOしました。12月18日終値時点では時価総額は112.5億ドル(約1.2兆円)。創業からわずか10年で1兆円を超える企業価値となっています。 日本ではあくまで「とにかく価格が安い」ということばかりが注目されがちなWishですが、Form S-1を読み込むと、実はテクノロジードリブンな経営によって成長が支えられていることがわかります。 Form S-1を紐解きながら、WISHの中身につ

    • IPOするDriven Brands Holdingsの強みがわかるnote -30兆円の「地味な市場」で急成長する自動車メンテナンス企業 $DRVN

      グロースボウズです。普段は某ファンドにて運用をしていますが、趣味で米国企業やテクノロジー産業の動向についても解説しています。ツイッター( @growthbozu )もよろしければフォローお願いします. さて、今回は、1月15日にIPOが予定されているDriven Brands Holdingsについて解説したいと思います。洗車などの自動車メンテナンスをやっているとても渋い企業ですが、意外にも注目度が高く、まとめることにしました。 調べてみると、オールドエコノミーな自動車メ

      • 米国株IPO紹介‐Root編-「自動車保険業界のディスラプター」 $ROOT

        今回紹介するRootは、データの力によって自動車保険業界に革命を起こすテクノロジー企業です。 これまでの保険会社は、安全運転ができる人も、運転が荒い人も、すべてごちゃまぜにして同一の価格設定をしてきました。つまり、荒い運転をする一部の人が起こす事故や支払う必要がある保険金のせいで、安全運転な人も高い保険料を払わなければなりませんでした。Rootはこの問題を、スマホから集めた運転データの解析と、スマホから直接消費者に保険を販売する仕組みによって解決するテクノロジー保険会社です

        • 【ブックリスト】GAFAはいかにしてゼロから巨大企業をつくり上げたのかー年末年始に読むべき日米巨大企業の創業者自伝26冊

          今ではグローバルで覇権を握る巨大企業も、創業当時は例外なくゼロからスタートしています。「創業者や中興の祖が、名もなき会社をいかにして世界に冠たる偉大な企業へと育て上げたのか」そのようなテーマに特化した書籍を集めてみました。 どの本も、創業者の情熱や機知が詰まっており、困難に打ち克つためのヒントがちりばめられています。年末年始にじっくり読んでみてはいかがでしょうか。 GAFAMAmazonージェフ・ベゾス 『ジェフ・ベゾス 果てなき野望-アマゾンを創った無敵の奇才経営者』

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          逆風のAirbnbになぜ10兆円の時価総額がつくのか。上場時の目論見書(Form S-1)から浮かび上がる3つの強み

          米国時間の2020年12月10日、AirbnbがNASDAQにIPO(上場)を果たしました。初日の終値は想定価格の倍以上の144.71ドル、時価総額は830億ドル(約8.5兆円)で着地しています。実は、Airbnbは今年4月、コロナ禍によってバリュエーション180億ドルでの資金調達を強いられていました。2016年のラウンドが310億ドルのバリュエーションだったため、今年4月には40%以上価値が目減りしたことになります。そこからわずか8カ月後、Covid-19の第二派が世界で猛

          逆風のAirbnbになぜ10兆円の時価総額がつくのか。上場時の目論見書(Form S-1)から浮かび上がる3つの強み

          コロナで世界はどう変わったのか。13カテゴリー27枚のグラフから未来を探る。

           新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の脅威によって私たちの住む世界は間違いなく大きく変わってしまいました。「ウィズコロナ」「アフターコロナ」という言葉も生まれ、盛んにコロナの社会経済へのインパクトが議論されています。この記事は、各業界の統計データをもとに、コロナによって世界はどう変わったのかについてまとめ、「アフターコロナ」を占う羅針盤となるような内容となっています。 自己紹介「グロースボウズ(@growthbozu)」は、ファンド業界(VC/HF)の有志によって

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