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就職活動
いよいよ大学生活の最終局面である就職活動が始まる。今思えばインターンシップをやっておけば少しは就職という局面で今の人生と違うものを得られたかもしれないが、それだけの勇気がなかったのも事実だ。
しかし、私は3年生の頃に活動を始めた。留学生は、就職活動時期になると、ボストンキャリアフォーラムに参加する人は多いだろう。
ボストンキャリアフォーラム(Boston Career Forum)は、北米最大級の日本語バイリンガルのための就職イベントで、毎年秋にマサチューセッツ州ボストンで開催される。
日本企業や日本語を必要とする外資系企業が多数参加し、日本語と英語のバイリンガルスキルを持つ学生や転職希望者にとって貴重な就職・転職の機会を提供している。
主要な特徴とポイントとしては、まず参加企業の多さが挙げられる。毎年数百社の企業が参加し、幅広い業界や職種の求人が提供される。
金融、コンサルティング、製造、IT、消費財など多岐にわたる業界からの参加があり、多様なキャリアパスを探ることができる。
次に、フォーラム期間中に多くの企業が現地で面接を実施する点が特筆される。事前にオンラインでエントリーし、面接の予約を行うことが可能であり、当日その場での面接も多く行われる。
これにより、効率的に多くの企業と接触し、採用プロセスを進めることができる。
また、ネットワーキングの機会も豊富である。参加者は企業の採用担当者と直接対話する機会が多く、ネットワーキングを通じてキャリアに関する情報を収集したり、自己PRを行うことができる。これにより、自分に合った企業やポジションを見つけるチャンスが広がる。
さらに、セミナーやワークショップも充実しており、キャリア形成に役立つ情報を得ることができる。
業界のトレンドや求められるスキル、効果的な面接対策など、多岐にわたるテーマが取り上げられ、参加者のキャリア開発をサポートする。
ボストンキャリアフォーラムは、日本語バイリンガルの人材にとって、効率的に多くの企業と接触し、採用の可能性を広げるための絶好の機会である。
ボストンキャリアフォーラムのいいところは、書類選考がないという所だ。ブースに座った時点から1次面接になる。
1次面接を通過すると、翌日に2次面接が行われる2次面接が終わると、ほぼ内々定が出て、食事会に招待される。内々定は、ほぼ内定と捉えて間違いない。
通常3日間あるが、最初の2日で良い人材を確保できた企業は、3日目には参加しないところもある。私が参加した頃は、氷河期で出展企業は100社を割っていた。大手しか来ていない。
私は、ボストンキャリアフォーラムに参加する前に慣れておいた方がいいと思い、3年生の時からキャリアフォーラムに顔を出していた。
場慣れするために、3年生の頃から就職活動をしておいた方がいいという人はいるが、恐らくそれは、キャリアフォーラムへ出ることではない。それを、3年生の時にキャリアフォーラムに参加して思った。
キャリアフォーラムは、書類選考がないだけに、優秀な学生を一早く確保したくて来ているのだと思う。
だから、後学のためにと1年早く勉強しに来ている学生を感心するどころか、「4年生になってから来てくださいね。」と心無い言葉しかかけてくれない。結論から言うと、無駄足である。
それよりも3年生の頃から就職活動を始めた方がいいというのは、具体的な企業にインターンシップとして応募して、1ヵ月でも2ヶ月でも現場を経験して、自分自身を売り込んだ方が、キャリアフォーラムに行くよりも何倍も意味がある。
それは、日本企業でもいいだろうし、英語に不安があるなら、夏休み中に、日本にある外資系企業で経験させてもらうのもいいだろう。運が良ければ、その企業が採用してくれる可能性も十分にある。