夢を育てる 経験した夢分析のこと
1:はじめに・・・夢は育てるもの
西洋占星術を長く学び仕事にしている私が、ユング派の夢分析を受けた体験を書いておきたいと思いこの文章を書き始めています。
まずは私と西洋占星術の関わりについて書いておこうと思います。私の迷える20代に西洋占星術を学んで1番良かったことは、心のパターンを客観的を知ることができ、自分の人生方向を見定めることができたことです。仕事の方向性はこれだ、自分の人生のテーマはこれだ、など何も指針がないところに新たな人生の道筋をつけることができました。また人間関係での考え方・感じ方の相違があることを客観的に教えてくれました。
さらに学び続ける中で「もっと新しい考え方を」と海外の占星術家の本の読み会や講義に参加するようになりそのうちの一つ2018年にオーストラリアの占星術家ブライアン・クラーク先生の「夢と占星術」の日本での講座に参加しました。夢を見た時のトランジット図と夢を照らし合わせ、夢の象徴が世界に溢れているということをブライアン先生は熱く語っていました。ブライアン先生は個人セッションで夢は使わずグループワークのみで使っていると言ってましたね。その講座の後から私は夢と星の繋がりを考え始め夢日記とチャートを真面目につけはじめたのです。
しかしあることに気づきます。朝起きる時間はだいたい同じ。そうなると占星術を知ってる方はわかると思いますが、ほぼ毎日同じ時間に作るチャートはアセンダントは変わらず、惑星もそんなに毎日動き回るわけではありません。チャートは代わり映えしないのに、夢はさまざまな物語が語られるのです。あまり代わり映えしないホロスコープと毎日の夢を結びつけることは無理だなと思いました。
またその一方でその時々のトランジットだけでなく夢は生まれ持った出生図も反映しているのではないかとずっと思っていましたが、自分が深い夢分析を受けて本当に夢の理解をしないと、ホロスコープと夢を比較できないことにも気づきました。しかし普通の生活をしてる一般人が本格的なユング派の夢分析を受けるチャンスはほとんどありません。
でも2020年から夢告堂研究所主宰、ユング派分析家の今井晥弌先生に夢分析を受けることができました。ホロスコープを読むだけではわからなかった深層の心の働きがわかり貴重な体験となりました。夢分析を受けられて本当によかったと思っています。 続く
お読みくださりありがとうございます。私は現在夢解きと占星術をあわせた夢チャートセラピーの個人セッションを行っています。ご興味ある方はこちらご覧ください。