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小さい循環で農業を活性化できないか?

「小さい循環で農業を活性化できないか?」このように考えてできたのがこの団体『GRow』です。「え、知らなかった!」と思ったメンバーの皆さん、正解ですw この話はおそらく誰にもしたことがないです。(しろよって思った人、すみませんw)
さて、メンバーの自己紹介も終わったので、今日はGRowの企画についてお話ししていきたいと思います。〈作者:すみれでお送り致しまーす!〉

小さい循環って何?

逆に質問です。今の社会はどういう循環で動いているでしょうか?
私は、大きい循環で動いていると思います。ここでいう大きい循環というのは、グローバルな社会のことを指しています。ということは、ここでいう小さい循環はローカルな社会のことです。
このことを踏まえてタイトルを言い換えますと「ローカルな社会で農業を活性化できないか?」になります。

現在の社会の循環形態

先ほども言いましたが、私は今の社会は大きい循環(グローバルな社会)で動いていると考えています。では、グローバルな社会はいけないものであると言いたいのか?そうではありません。今回はグローバルとローカルの良し悪しについては触れるつもりはないです。
私は単に考えていただけなんです。「世の中大規模に動きすぎじゃね?なんで、日本にも鮭がいるのにわざわざチリ産の鮭を食べているんだろう?」などと、、、

農業に置き換えると

農業でもそうです。日本の農作物の自給率は約37 %と言われています。では、それ以外はどうやって補っているかというと、全て海外からの輸入に頼っています。輸入が悪いや輸入品が危険だというつもりはありません。それで潤っている地域も確かにあります。しかし、わざわざ外から持ってこなくても、日本には十分な資源と自然が備わっているのではないか?それらを無駄遣いしてしまっているのではないか?と考えました。
実際、日本には農家さんが耕作をできなくなった耕作放棄地や遊農地など、使われていない農地がたくさんあります。また、農家さん自身、野菜の買取価格が低く経営難に困っています。余っている資源と抱えている課題があるのに、わざわざ外からエネルギーを使って食料を持ってくる意味が単純に考えてわからないなと思いました。
また、農業の高齢化が日本では特に謳われています。しかし、農業に関心のある若者はたくさんいます。実際に、農学部や農業高校など、農業に関係することを学ぶ教育機関はたくさんあります。でも、そのような学生が農家さんになったという事例を私は聞いたことがありません。ほとんどの人が農業に関係のない世界に行っているように感じますし、実際私の同級生もそうでした。農学部・農業高校に行ったのに農家さんにならなかった若者が悪いのではなく、日本は農家と若者の距離がとても遠いと考えました。
さらに、日本は農薬と化学肥料の使用量が他の国より多いと言われています。だからなんだ?と思われる方が多いかもしれません。しかし、私は学内で3年間有機農業をやってきて、有機農業の可能性に未来を感じています。人間が合成したものは入れない。この地球上にある自然のもので循環を回していく。人間だって、添加物やサプリメントよりも、毎日バランスの良い食事を取った方が健康的になれると推奨されています。農作物さらには土壌微生物にも、それは言えるのではないでしょうか?農薬や化学肥料のおかげで人口増加に対応することができ、今私たちが生きることができているのは事実です。しかし、もうそろそろ自然の循環に人間もしたがった生活ができるのではないか?と私は考えています。私は生物を学ぶ理系の大学院生で、今までたくさんの生命現象について学んできました。そこでは、大半の植物や動物たちが過去に自身の生命に関わる不利益な仕組みを作り出してしまって、右往左往しているんですよねw でも、それは一番効率な仕組みを模索するために重要なことで、人間にもそれは言えるのではないでしょうか?
話が脱線してしまったので、戻しますw 私がここで言いたかったことは、土地といい、若者といい、日本は資源を無駄にしているのではないか?それを有効活用したらいいのではないか?ということです。
↓日本の豊かな土壌

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GRowは何するの?

やっと、本題に入りますw
GRowは上記で挙げた、これら資源の有効活用を考えています。各々の企画詳細はまた別の記事で書きますので、今回はざっと何をやるのかお話しします。
Growのやりたいこと
・耕作放棄地の有効活用(レンタル畑)、土壌改良
現在余っている耕作放棄地を有効活用します。有効活用の仕方としては、土壌分析をして、土壌の状態を把握した上で土壌微生物を活性化させるための有機肥料を入れます。この改良した土地を、農業をやりたいと思っている人にレンタルします。
・農業研修
また、農業に関心があるけど始める一歩が踏み出せない人に向けて、農業研修を行います。これは、GRowが持っている農地での気軽な農業体験と本格的に農業を学ぶために、農家さんに出向いて合宿形式で行う農業インターンシップがあります。
・ファーマーズマーケット
さらに、初歩的な問題として、特に農業が身近にない人に向けて、農家さんと一般の人が直接対面で交流ができるファーマーズマーケットを開催します。この触れ合いの場を通して、農業に関心のある人を増やしたいと考えています。
・+α
最後に、自分の“したい”を実現させることができる企画を考えています。これは今までの流れとはちょっと違い、農家さんが農業以外の自分のやりたいことにも気軽にチャレンジできる企画です。農家さんとの関わりの中で「その土地の伝統を下の世代に伝えて行きたい」や「自分の農作物を調理し、直接お客さんに振る舞ってみたい」と言った、自身の農業を元に発展させたことをしたいと考えている農家さんが多くいました。その人たちに向けて、自由に使える会場や農作物を調理し食べてもらえる場の提供をします。
・企画の中心「GRowカフェ」
これら企画の中心地となるのが「GRowカフェ」です。「GRowカフェ」とは、農業にいつでも触れることができるプラットフォームとして、耕作放棄地を改良した農地、そこで行う農業体験、+αとして自由にワークショップが行えるスペースや農作物が調理できる場などを提供します。
↓GRowカフェのイメージ図

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思い描く未来

「小さい循環」から始まったGRowの企画ですが、日本の資源を有効活用して、身近なところからコツコツと活動して行きたいなと思います。そして、農業を通してみんなが笑顔になれるように、農家さん・農業に関心がある人・農業を支えている環境が支え合い、そんな未来を実現したいです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
↓思い描く未来図

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