マンダラエンデイングノート～「私の人生編・明日への覚悟」一人暮らしになったら

2017-11-22
人は、その場に立って初めて見えることがあります。
独居老人、孤独死が社会問題になっています。
他人ごとではありません。

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マンダラエンデイングノートの病気・介護について
Q：一人暮しになった時、どう暮したいですか？

貴方はなんと答えますか？

一人暮らしになったらどう暮らしたいですか？

友人と食事した繁華街の店からは通りが見下ろせました。
真ん中にはベンチがあって、ホームレスと思しき髭を伸ばした男性が
ご高齢の男性と世間話をしている風情でした。

それを見て、友人は、ある意味羨ましいようなニュアンスのことを
言いだします。
毎日、同じ時間で生きているよりは、自由な時間で生きているほうが
いいに決まっている。
決して家族が嫌なわけではないけれど、誰かの誰かであるのはもういいと曰わる。
大丈夫か？友人よ！
私は思う。
天涯孤独でもいいから自由な自分でいたいと思うのは、家族に恵まれているからかも・・・。
倹しき宮仕えでも、リストラされる不幸よりは職はあるほうがいいかもしれないと思う。
自由に憧れるのは仕事と家族に恵まれているからかも・・・。

はからずも、友人はこうも言う。
「もし、父さんがホームレスをしていたらどうする」と子供に聞いたところ
「きっと連れ戻しに行くだろう」と言われた。

な〜んだ…。そのことを結局は喜んでいる風だった。
解っているのに無いものねだりするのですよね。

駅でダンボールの上で体を丸くして寝ている人を見るとき、必ず思うのです。
この人にも、親があり、兄弟や家族があるだろうに・・・。
その人たちは、この姿を見たら胸が痛いだろうに・・・。
哀しみを覚えると話すと、友人はこうも続けます。

こうしてホームレスで自由にいてくれるほうが、家族にとっては自殺されるよりはいいだろうというのです。

やっぱり、大丈夫か？友人！

近年、中高年の自殺は増加していて、交通事故死する人と同じぐらいに多いのです。しかも、働き盛りの男性、老年者の男性の自殺者が一番多い。
分別盛りの年頃が死ぬ気になれば、何でもできるだろうにという。そんな言葉は空しい。不況が拍車を掛けるのは明らかだろう。

この会話をしたのは、かなり前のこと。最近、見かけなくなりましたね。
それだけ景気がいいってことではないですよね・・・。

ここからが今日の書きたいところです！前振り長くてごめんなさい。

望んでホームレスしているかもしれない人より、その横にいるご老人の方が問題じゃないか？というのです。
明らかに、ご高齢の方がいる時間、場所ではない？！
確かに話相手がほしくて、繁華街の真ん中のベンチにいるのなら、何やら哀しい。
お昼の間はデイケア。でも、一人暮らしの夜は寂しい。こうして盛り場を彷徨する。そして話し相手を捜す。

私たちは勝手な埒もない会話をしていました。
一瞬、ひゅうるるると冷たい風が吹きました。

私たち二人とも大丈夫かいな！？
都会の盛り場には、人の人生が浮き沈みする。
明日はわが身かと思うけれど・・・。

一人暮らしになったとき、どう暮らしたいですか？
貴方はどう思いましたか？
感想を聞かせて下さいませ。