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夏休み。図書館。一人で飲むということ。

夏休みといえば「図書館」ですよね(笑。


そんなことありませんか。


僕の育った神奈川県藤沢市には、比較的大きな「市民図書館」があって、夏休みになると、地域の子供たちがよく集まっていました。


特に「受験生」に人気だったのが、大きな「閲覧室」でした。


本来は、図書館の本を閲覧するために、大人向けに作られたコーナーなのですが、これが机の左右が衝立で囲われていて、集中して「勉強」するのに、最適な環境でした。

エアコンも効いていて、とっても静か。

解らないところがあれば、友人にも聞けるし、とくに家で勉強をするのが苦手な生徒たちには、絶大な人気で、迷惑がっている大人の視線を尻目に、朝から並ぶ生徒もいるくらいでした。


場所を変えると、気分が変わって、「集中力が増す」って言いますよね。


今だったら、「カフェで仕事をする」なんて人も多いと思います。


自分の部屋やオフィスを出て、ちょっと外で作業をしてみる。


適度な「人目」が良い緊張感を生むのかもしれません。



ところで、


「 BAR でお酒を飲む」という行為も、これに似ているのかもしれません。


ただ「酒を飲む」ということが目的であるなら、家で飲めばいいわけですから。


わざわざ外に出掛けて行って、


一人グラスを傾ける。


適度な「人目」が良いスパイスになって、お酒がいつもより美味しく感じるのかもしれません。


場所が変われば、気分も変わる。


気分が変われば、味も変わる。


そんな効用を求めて、人は集まるのかもしれません。


是非ともそんな場所として使っていただければ幸いです。



さて、前述の図書館の話に戻りますが、


やっぱり「本当に勉強のできる子」って、家で一人で勉強していたように思います。

勉強って、結局は「孤独な作業」です。

これに耐えられない子たちが、あれこれ言い訳をつけて集まっていたんだと思います。(僕もそのうちの一人でした。)


ってことは、


「本当にお酒が好きな人」って、やっぱり家で一人で飲んでいるのでしょうか?

これに耐えられない人たちが、あれこれ言い訳をつけて集まっている?(あなたもその一人?)


笑)。


「お酒」と「勉強」は違います。


「孤独な作業」になる必要はありません。


どうぞ「孤独な作業」に疲れたら、お出掛けください。


せっかく「勉強」をしに行ったのに、結局、集まった友人と「卓球」をして帰ってくる、私からのメッセージです(笑。


神保町へお越しの際は、是非お立ち寄りください。

その後、この閲覧室の受験生の使用は禁止されました。(当然です。)

お待ちしております。


La Jeteé / Isotope 217°
Thrill Jockey
1997

(本文の最後に、お店でよくかける音楽を紹介しています。お家でお酒を飲まれる際に是非どうぞ。今度お店に聴きに来てくださいね。)

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