何事も2時間まで
さて、いよいよ年末ですね。
暮れならでは作業も色々あって、大変かと思います。
体調壊さないよう、気をつけましょう。
なんて、他人事のように言いましたが、僕も年末はそれなりにタイトになります。
「大掃除」などはなるべく小分けにしていると以前にも書いたのですが、それに、「年賀状」の作業、「年末調整」の書類作成、年末年始の特別メニューの仕入れなどなど、普段には無い作業に、常に「後手」に回らないよう気を使います。
ところで、
お店も20年を超え、
僕自身の年齢も増してくると、
気付くんですよね。
「何事も2時間まで」って。
もう、体力的にも気力的にも、それが限度なんですよね(涙。
(まあ、凡人の典型です。)
それ以上やろうとしても、結局、体力も集中力も続かない。
(昔なら、「お店の作業なんて、朝から行って、一日中やってろ!!それが経営者ってもんだ!!」なんて気を張っていましたが、この歳になると、さすがにそれは無理であると同時に、効率も悪いと気付きました。)
それに、これは、何も仕事に関することだけじゃなくて、
例えば、
街へ買い物へ出かけても、何かのスポーツの練習にしても、外食にしても、
もう、2時間でヘトヘト。
そんな訳で、最近では仕事/プライベートに関わらず、何事も2時間以内で終わらせるよう、努力するようにしています。
でも、そう割り切ると、その範囲内でのパフォーマンスを最大にしようという気にもなります。
2時間以内で出来る事。その範囲で留める。
そう思うと、ふっと気が楽になりました。
諦めがついたと言うのかな。
ちなみに今年の年賀状も、2時間(正確に言うと1時間半!!)で片付けました。
出来はともかく、それ以上かけると、他の作業に影響しかねない。それだけならまだしも、それ以上やってしまうと、翌年以降「あの時は大変だった」という悪い印象を残しかねないので。
そうならないよう、やはりその範囲で留めておく方がいいようです。
(まあ、自分を甘やかすことにかけては、天才的です(笑。)
とは言うものの、写真撮影、前年までのテンプレート、デザインソフトのノウハウなどがあればこそなので、実際には21年と2時間とも言える訳なのですが・・。
ピカソは、ある日、子供に絵をせがまれて、数分でささっと描いてあげると、その子の親から「いいですね。5分程度でこんなに喜ばれて。」と言われたそうです。
すると、ピカソは、
「いえ。この絵は僕のこれまでの人生、そう、40年と5分がかかっています。」
と答えたそうです。
思わず、天才を引き合いに出してしまいました(笑。
でも、実際、限られた時間でベストなパフォーマンスをしようと思うと、日頃から頭の中で、常に「どうやろうか、どうすればその時間で終わるだろうか」と、いつも考えている状態になるので、「作業にかけた時間=それに要した時間」にはならないことは確かです。
おっと、だんだん恩着せがましくなってきてしまったので、この辺で。
2時間経ったし(笑。
神保町へお越しの際は、是非お立ち寄りください。
年内最後の投稿です。皆様良いお年を!!
お待ちしております。
△ / The Detroit Escalator Company
Ferox
1996
(本文の最後に、お店でよくかける音楽を紹介しています。お家でお酒を飲まれる際に是非どうぞ。今度お店に聴きに来てくださいね。)