店の名前の意味について
BAR ground line は2002年2月にオープンしました。
物件を探しているときは、予想もしなかった一階。いわゆる「路面店」です。
店名は、その喜びをそのまま「地盤線」を意味する「ground line(グラウンドライン)にしました。
ところで、「お店の名前」って重要ですよね。
軽すぎるのもどうかと思いますが、かといってあんまり店主の思い入れが強すぎるのも、初めて入るお客さん側にとってはちょっと身構えちゃいますよね。(たまに、店名の由来を聞いたはいいが、よく分からない哲学用語か何かで、反応に苦慮する事態になったりしませんか?)
そういった点では、うちの場合、階数を意味する単純で素直なネーミングが、割とすんなり出来たかなと思っています。
ところが、
時間が経つうちに、だんだんとこの名前に引っ張られるかのように、お店の営業スタンスのようなものがニョキニョキと芽生えてきた感じがします。
メニューを考えるとき、内装をいじるとき、お客さんとの接し方を考えるとき。
常に「グラウンドライン」であること。
つまり、その、なんというか、常に、「地についていること」。
奇をてらったメニューや、不必要な飾り付けや、過剰な接客を極力やらない。
その代わり、
ふと初めてその街を訪れた人にも、いつも来てくれる人にも、
等しく「基本的なサービス」を提供する。
言うなれば、
「どこの街にも最低限あって欲しい基本的なBAR 」
そんな意味合いが込められたネーミングになってきたように思います。
BAR ground line でございます。
今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
(ちなみによく「マスターは、漫画の「ONE PIECE」が好きなんですか?」と、目を輝かせて訊かれるのですが、すみません、読んだことないんです。がっかりさせて申し訳ない。聞くところによると、意味は知らないのですが、「Grand Line(グランドライン)」という言葉がよく出てくるそうですね。うちは「ground line(グラウンドライン)」です。「ウ」が入ります。「ウ」が。)
Forever in My Mind / Swum & Idealism
SwuM
2019
(本文の最後に、お店でよくかける音楽を紹介しています。お家でお酒を飲まれる際に是非どうぞ。今度お店に聴きに来てくださいね。)
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