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全ては「グラウンド」で教わった
夏休みもそろそろ終わろうとしていますね。
夏休みといえば、何と言っても思い出す(震え上がる?)のが、
高校1年の時の、「菅平」です。
僕は、高校に入ってから、ラグビー部に入部しました。
ご存知の方も多いかと思いますが、高校ラグビーの間では、夏休みに、強化合宿のための涼しい環境を求めて、長野県菅平(すがだいら)高原という所へ集まるのが慣習になっています。それこそ全国から、強豪校を含め、何百校という高校生たちが集結。いわゆる高校ラグビーの「聖地」となっています。
そこでメインとなるのは、通常の練習よりも、やはり他校との「練習試合」です。
せっかく普段対戦出来ないような強豪校が集まっているのですから、胸を借りる良いチャンス。ここぞとばかりに「練習試合」が組まれます。
1日のスケジュールは
・午前一校 2試合(レギュラーメンバー試合 & 1年生試合)
・昼食
・午後一校 2試合(レギュラーメンバー試合 & 1年生試合)
・その後、反省会を兼ねたダメ出し練習
僕は1年生だったのですが、なぜかレギュラーメンバーにも抜擢(??単に上級生の人数が揃っていなかったから??)されていたので、計1日4試合!!。
まだまともにルールも覚えてもいない1年生が、全国の強豪校と対戦させられる。
タックルなんて、全部弾き飛ばされます。
日に日にボロボロになっていく体。
当時は、まだ芝のグラウンドなども整備されておらず、どこも土のグラウンドでしたし、「怪我防止用」の装備も、ほとんどなかった時代だったので、生傷が絶えず、宿舎で朝起きると、腿の傷に食い付いたシーツを剥がす作業から始めなければいけないような状況でした。
僕ともう一人、1年生でレギュラーメンバー試合に駆り出されていたスタンドオフの彼は、初日に肋骨にヒビが入っていたにも関わらず、知らずにそのまま「痛い、痛い。」と泣きながら試合に出ていました。
合宿後半には、もう皆無言で、夜、売店で買ってきた「カントリーマアム」をひたすら食べ続けていたのを覚えています。
まあ、そんこんなで、高校1年の夏が終わったわけですが、
この経験で、その後、僕の中では、なんというか、ひとつの「基準」の様なものが、形成された気がします。
「あの時、あれだけ出来たんだから、これくらいは耐えられる。」
みたいな。
皆様にも、自分のフィジカル面での限界、体力面での基準、みたいなものが形成される経験のようなものがあるかと思います。
それが、僕の場合、あの夏のあのグラウンドだった様な気がします。
グラウンドで教わったこと。
自分の「基準」。
店名にも、そんな意味が少し出たのかもしれませんね(笑。
ちなみに、
そんな強豪校の中に、一人、後に早稲田大学でレギュラーメンバーになり、日本代表にも選ばれた選手がいました。
その選手一人に、うちのチームはなんと「40点」を取られ完敗しました。
この時から、僕の中では、もう二度と「体」を使って生きて行くことはないな、と思うようになりました。
神保町へお越しの際は、是非お立ち寄りください。
いや、今も一応「肉体労働」ですけど・・・。
お待ちしております。
I'm Confessin' / lizz wright
Lovemonk
2006
(本文の最後に、お店でよくかける音楽を紹介しています。お家でお酒を飲まれる際に是非どうぞ。今度お店に聴きに来てくださいね。)
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