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24年目の決意

「1年に計は元旦にあり」

もうとっくに元旦は過ぎてしまったが、とりあえずまだ1月なので、

少しは「今年の目標」みたいなものを考えても、悪くはない気がする。

ズバリ、

今年の目標は、

「遅刻をしない」

です。


お恥ずかしい限りなのだが、

この場を借りて白状させてもらうと、

うちの店は営業時間を「17:00〜24:00」としているが、

実のところ、ちゃんと営業時間通り「17:00」に開けた試しがない。

試しがないというと、ちょっと大袈裟かな。


1年を通しての戦績で言うと「158勝142敗(300日営業として)」

といったところだろうか。

142敗(遅刻)も、1時間とか2時間とか大きなものではなく、

1分とか2分とか、言い様によっては「軽微な」ものだ。


しかしながら、本当にこれで良いのかといつも開店早々、自戒の念に晒される。


遅刻というのは、何かしらの理由があって、仕方なくされるものだ。


それを、1〜2分とはいえ、定刻通り開けられないというのは、明らかに、何かしらのマネージメントに問題があるか、


それでもなければ、


ただ単に


「店を舐めている」


としか言いようがない。

(むしろ1時間とか2時間の遅刻の方が、明らかに何かしらのトラブルがあっての事だろうから、まだ許される気がする。)


本当に申し訳ない。


 ◆

僕が信頼を寄せている、とある文筆家の方がいる。

その方、大手経営コンサルティング会社勤務の経験もある方で、数々の企業の支援をされてきた実績をお持ちである。

もちろん、うちのような極小の飲食店のコンサルティングなどしていただけるはずもないのだが、もしお願いできるのなら、その方しかいない、とすら思っている。


まあ、望みの薄い願いはやめて、

「もし、その方がコンサルティングをしてくれたなら、どこをどう言われるのか」

という想像をしてみる。


幸いその方、著書も100冊以上出されていているので、ここはひとつ、その方になったつもりで、自分の頭で考えてみる。(そうでなくては「読書」の意味がないではないか)


多分、


お店に来られて

・メニューを注文し
・この味はもっとこうした方がいい
・この盛り付けはもっとこうした方がいい

なんてことは、絶対言わないと思う。


おそらく、


開店と同時(ぴったり17:00)に来られて、

その時、お店が開いていなかったら、

「まず、そこから始めましょうか。」

と仰られると思う。


はっきりいうと、実際1〜2分遅れて、お客さんに迷惑をかけたことは、開店以来、数回しかない。(開店前に行列の出来る店ではないので・・・、残念ながら)



しかしながら、

「そういうものじゃないでしょう。」

という声が聞こえてくる。


「企業の「ブランディング」って、そういうところから始まるんですよ。」とも。


有名な老舗和菓子屋さんが、開店時間を守らなかったりするだろうか。


たとえ人が並んでいなくとも、23年やって数回でも、いや、得てしてその数回が、人には大きな印象を残すものだ。


来月で24年目。


出来そうで出来なかった事。


それに挑みたいと思っております。


ああ、情けない。


神保町へお越しの際は、是非お立ち寄りください。

どうぞチェックしに来て下さい(笑。遅刻してたら一品サービスいたします!!

お待ちしております。


i'll be waiting / Idealism · Lucid Green · yutaka hirasaka
823 Records
2023

(本文の最後に、お店でよくかける音楽を紹介しています。お家でお酒を飲まれる際に是非どうぞ。今度お店に聴きに来てくださいね。)

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