地元でドーナツ屋を始めました。
はじめましてGROOVE DOUGHNUTSの平野です🙇🏻♂️
2021年5月18日に京都府亀岡市にてドーナツ屋をオープン致しました。
オープンして8ヶ月ほどが経過致しましたが、合間を見て少しずつ記事を投稿していきたいと思います📝
今回はご紹介程度に”ドーナツ屋になったきっかけ”と”店舗の場所”についてお話しします。
ご興味ございましたら一読下さい🙇🏻♂️
① ドーナツ屋になったきっかけ
◻️飲食店の幅広い可能性
お客様との会話で
“どこのお店で働かれていましたか?”
と、聞かれるコトがありますが、
僕はこれまで殆ど飲食に携わる業界で働いておりません。
20代は広告代理店業やアパレル業で働いておりました。
そんな僕がドーナツを作るきっかけになったのは、30代目前でワーキングホリデービザを取ってオーストラリアに行った際の出来事。
メルボルンに滞在し、初めての現地での仕事が”日本食レストラン”AKA SIRO”でのキッチン業務でした。
AKA SIROはローカルの人達からも人気のレストランで30席ほどのスペースですが連日ランチは満席が4回転、夜は2回転で
キッチンは基本2人。
メニュー数はうろ覚えですが、ランチは約10、夜は約30-40ほどだったと思うんですが、、
飲食店の経験がほぼ無い僕には
通常の人数体制は分かりませんが、
“素人の僕”とメインのSayuriちゃん
基本2人で全ての料理を作って盛り付け。
目の前にはフライヤー2機とコンロが6口、、
料理は好きだったので家では料理していましたが、そのレベルじゃないですね。
働き始めてすぐにオーナーのMasaさんから使わなくなった業務用のフライパンを貰い、
その日から仕事終わって帰宅したらステーキを毎日焼いて練習。
失敗も沢山したし激務でしたが、
1か月働けば楽しさの方が強くなり、もっと美味しい料理を作りたい気持ちが高まりました。
何より、
自分がその場で作った料理を目の前に居るお客さんが口にして反応が直ぐに返ってくる
“ライブ感”
これが良い意味悪い意味両方含めて飲食の楽しさだと認識しました。
また、Masaさんが僕がDJをやっておりレコードも日本から数枚持ってきていたことに気を遣っていただいたのか、
“ヒロ君、夜レコード持ってきてかけて良いで”
そう言ってくれた日から、
夜の営業でBGMを選ばせていただきお客さんの反応を見ながら選曲してると、
楽しそうにお酒を飲む人や歌い出したり体を揺らす人が見えたり。
帰り際には”選曲最高だったよ!”と声掛けてくれる人まで、、
それまで飲食店は重労働のイメージが強かった僕ですが、
“ライブ感の固まり”
”無限大の空間プロデュースの可能性”
それが詰まったモノが飲食店だと認識し、
飲食店の幅広い可能性に魅力を感じました。
それが今まで頭に無かった飲食店開業を考えるきっかけです。
◻️ドーナツとの出会い
上記でも記した通り、
メルボルンに滞在して出会ったものが
“コーヒー文化”
渡豪したのが2016年で日本でもコーヒー文化の波は来ていました。
まず現地の一日の流れとして日本よりも社会が動き出す時間が早く、
朝一のコーヒースタンドからその日の生活をスタートする方が多い印象です。
コーヒーのクオリティは勿論ですが、
価格帯もオーストラリアの所得からすれば良心的だと思います。
僕もほぼ毎日仕事前にコーヒー飲みに行きました。
カフェに行くと知らない人や店員とたわいもない会話が弾み、肩肘張らず楽しい一時。
コーヒーそのものだけで無く
“コミュニケーションの場”
それも含めて、メルボルンのコーヒー文化に感銘を受けました。
そう思っていた同時期に飲食店への興味が湧いていました。
この土地のカフェのように、誰でも気軽に朝からふらっと行けるお店がしたいな、、
けど僕はコーヒーより料理が好きやな、
“それならコーヒーに合う茶菓子を作ろう”
それからコーヒーに合う茶菓子で自分の作りたいモノは何か、を問う日々。
どうせ作るなら僕らしいモノを作りたい。
それまで15年弱、
ブレイクダンスを通してHIPHOP文化に触れてきました。
この経験は今の自分を形成する大半のもの。
やってなければ、
ここまで沢山の人と関わって無かっただろうし、
生き方、考え方全て別人になっています。
ポジティブな要素しかなく、この経験から来るアイデアを求めていました。
そんなHIPHOPアイコン的茶菓子を追い求めていた時、
セントキルダでPETE ROCK&C.L. SMOOTHのLIVEがあり友人と一緒に出かけ、
LIVEが始まる前に近くのベンチでのんびりしていると、、
いきなり稲妻が頭に落ちたかのように!
“ドーナツがあるやん!!!!”
それまで考えていた要素が全てパズルのピースかの如くにハマっていく感覚で。
• レコードを普段から買うのですが、小さい7inch盤は”ドーナツ盤”。
• HIPHOP史で欠かせないアーティスト “J Dilla”。彼がアイコンとしてドーナツを愛用していた。
• コーヒーとの相性も抜群。
それに加えて、
ドーナツ自体がシンプルなモノが多い印象を持っていたので
“ドーナツにサンプリングを落としたら、コレ完全にHIPHOP出来るやん!!”
サンプリングはHIPHOPで使われる手法の一つで、
”元の楽曲から必要な部分を切り取って新しい楽曲を生み出す”技術。
好きなレコードのイメージを好きな素材を使ってドーナツ作れば、
自分だけのHIPHOPが出来る
その次の日からレシピが完成するまでドーナツを毎日作るようになったのは言うまでもなく。
勿論今まで作ったコトは無いので、HIPHOPを通じて知り合ったパティシエ、パン職人の諸先輩方のアドバイスやAKA SIROのメンバーに食べさせて色んな意見をいただきながら。
初期衝動から始まったドーナツ作りは楽しかったです。
思った以上に長文となりましたが、今までここまで人にお店を作る経緯を説明することはあまりなかったですね。
これが僕がドーナツ屋になったきっかけです。
次は”店舗の場所”について。
最後までご覧下さった皆様
ありがとうございました🙇🏻♂️
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GROOVE DOUGHNUTS
平野
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