1・2のFunk!(その頃日本では編)の極私的プレイリスト
前回のテキストでは「80's爽やか編」と称して、米英の1980年代ファンクをいくつか選んでみました。
では、その頃日本においてはどんなファンクが生まれておったのか?
今回はこれをテーマに、メジャーどころを中心に聴いてみましょう。
まずはそれぞれ魅力的な歌姫たち3連発からどうぞ。
♪ "Light´n Up" by 吉田美奈子
1982年、吉田さんのファンク期の代表曲。
伸びやかな歌声ももちろんですが、洗練された作編曲、高度な演奏とミックス、素晴らしい。
特にBa.岡沢章さん、Dr.渡嘉敷祐一さんのボトムが叩き出すグルーヴの推進力がスゴイ。
♪ "I Felt You Glancin'" by 笠井紀美子
ウイスパー気味のヴォーカルがなんともキュートでダンサブルな1982年作。
L.A.に拠点を移したのちの現地録音ゆえか、リズムとホーンズがとにかくソリッドです。
今さらながら引退が惜しまれます。
♪ "Dancin'" by 大橋純子
NYCでのレコーディング作、1983年。
シンセとエレクトリック・ビートがいかにも時代を映す、大橋さんの歌声もパワフルなブギー。
現在闘病中と聞きましたが、ご回復をお祈りしております。
♪ "Tighten Up" by Yellow Magic Orchestra
みんな大好きYellow Magic OrchestraによるArchie Bell & the Drellsの名曲カヴァー。
散々言われていることですが、細野さんのベースめちゃくちゃグルーヴィーですよね。
高橋さんの手による唯一無二のフィル・インにも涙が出てきそう。
1980年。
♪ "Konton" by 近藤等則
世界のコンドウさんのメタリック・ファンク、1986年。
特に1曲目の"Sundown"には血湧き肉躍ります。
山木秀夫さん、金徳洙さん、Bill Laswellさん等が叩き出すインダストリアル・ビートの上で踊る近藤さんのフリーキーで優雅なトランペットはカッコイイの一言。
※曲単体ではなく、フルアルバムでのアップロードのみ見つけました。あしからず。
♪ "Lady ocean" by Tokyo Ensemble Lab
こちらも名トランペッター数原晋さん率いるブラス・オーケストラの名曲、1988年。
角松敏生さんプロデュースによる打ち込みと手練れたちのアンサンブルは爽快感いっぱい。
分厚いホーンズ最高。あらためてビッグ・バンドの魅力に気づかせてくれます。
おまけの岡村ちゃんは年代違いですがいつでも聴きたいので
前回は殿下のファンク曲を挙げさせていただきましたので、それに見合う曲を探したところ、1980年代というくくりからは外れてしまうのですがこれを。
♪ "ぶーしゃかLOOP" by 岡村靖幸
クールで熱いファンクに包まれて、この会場のどこかで、ほんのガキだった私も汗まみれで踊り狂ってました。
いやぁ岡村ちゃんかっこいいよ!
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